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  • 自宅に光回線、引くべき? ギガを気にせず暮らすという選択

    以前の記事「Wi-Fiと『ギガ』の違い」で、「動画は家のWi-Fiで見ると、ギガを節約できる」とお伝えしました。今日はその一歩先、「そもそも家に光回線を引くべきか」というお話です。

    こんな方に、光回線はおすすめです

    • 孫とのビデオ通話をよくする(または、これから始めたい)
    • 動画(YouTubeやテレビの見逃し配信)をよく見る
    • スマホの「ギガ」が毎月ギリギリで、いつも気にしながら使っている
    • 家族と離れて暮らしていて、テレビ電話で顔を見て話したい

    光回線を引くと、家の中は使い放題になります。動画をどれだけ見ても、ビデオ通話をどれだけしても、月々の料金は変わりません。「ギガを気にする」という日々のストレスから解放されるのが、一番の価値です。

    「難しそう」「工事が大変そう」への回答

    光回線というと、工事や契約が複雑そうに感じるかもしれませんが、実際の手順はシンプルです。

    1. 契約(電話またはインターネットで申し込み)
    2. 工事日の調整(業者が来て、壁に小さな機器を取り付ける。作業自体は1〜2時間程度)
    3. 届いた機械(ルーター)にスマホやパソコンをつなぐ設定(業者が説明してくれることが多く、分からなければ電話サポートも使えます)

    工事は基本的に1回きりで、その後は特別な操作をしなくても使い続けられます。

    選ぶときのポイント

    1. 料金がシンプルで分かりやすいか(月々定額で、追加料金が発生しにくいプラン)
    2. サポート体制があるか(電話で相談できる窓口があると安心)
    3. 今の集合住宅や地域で使えるか(マンションは建物により対応状況が異なるため、事前確認が必要です)
    4. スマホとのセット割引があるか(同じ会社のスマホプランと組み合わせると、月々の合計が下がることがあります)

    実際どのくらいお得になる?

    スマホのギガ数を大きいプランにして毎月不足を心配するより、自宅に光回線を引いて、スマホは少なめのギガ数プランに乗り換える方が、トータルでは安くなるケースが多くあります。特に動画やビデオ通話を日常的にする方ほど、その差は大きくなります。

    具体的な料金は住んでいる地域やプランによって変わるため、まずは自宅の住所で対応エリアかどうか、料金シミュレーションで確認してみるのがおすすめです。

    参考: 申し込み前に確認できる光回線サービス

    光回線はサービスによって対応エリアやキャンペーンが異なるため、2つ以上を見比べてから決めると安心です。ここでは、申し込み前に料金シミュレーションができるサービスを2つご紹介します。

    @TCOMヒカリ — auスマートフォンとのセット割引に強みがあります。

    【@T COMヒカリ】

    イツキ光 — 「v6プラス」という新しい接続方式に対応しており、混雑する時間帯でも速度が安定しやすいのが特徴です。

    次世代接続方式v6プラス利用可能光回線【イツキ光】

    どちらも、まずは自宅の住所で対応エリアと料金を確認してみるところから始められます。

    まとめ

    • 光回線を引くと、家の中は動画もビデオ通話も使い放題
    • 工事は基本1回きり。難しい操作は続きません
    • ギガ数の多いスマホプランより、トータルで安くなることが多い
    • 孫とのビデオ通話やテレビの見逃し配信をよく使う方ほど、恩恵は大きい

    あわせて読みたい: 光回線を引いたら、スマホ側のプラン見直しもセットで検討を。「60代の格安SIM乗り換え・後悔しない選び方」もあわせてどうぞ。

  • スマホ本体、実は「整備済み品」という賢い選択肢があります

    「新しいスマホがほしいけれど、新品は高い」
    「型落ちでいいから、もっと安く買えないものか」

    そう思ったことがある方に知っていただきたいのが、「整備済み品(せいびずみひん)」という選択肢です。中古とは何が違うのか、安全に買えるのか、正直にご説明します。

    「整備済み品」とは? — 中古とは違います

    フリマアプリなどで売られる普通の中古品は、前の持ち主が使ったままの状態で届くことがほとんどです。バッテリーの状態も、傷の有無も、実際に届くまで分かりません。

    一方「整備済み品(リファービッシュ品)」は、専門の業者が分解・点検・修理・清掃をしたうえで、正常に動作することを確認してから販売される商品です。たとえるなら、「中古車販売店で点検・整備された車を買う」のと、「個人間のフリマで車を買う」の違いに近いものです。

    メリット: 新品の半額前後で、状態の良いものが手に入る

    • 価格: 新品より30〜50%ほど安いことが多いです
    • 保証: 多くの場合、購入後一定期間の保証が付きます(初期不良や故障に対応)
    • 画面や見た目のランク分け: 「傷がほとんどない」「多少の傷あり」など、状態を選んで買えるお店もあります
    • バッテリー交換済みのものも多く、「バッテリーがすぐへたる」という中古の一番の不安が軽減されます

    気をつけたいポイント

    • 最新機種は少ない: 型落ち(1〜3年前のモデル)が中心です。「最新機能がどうしても欲しい」方には不向きです
    • お店選びが大事: 保証やサポート体制がしっかりしたお店を選ぶこと。個人間売買のフリマアプリとは違う、企業が運営する専門ストアを選ぶのが安心の近道です
    • 返品・交換のルールを確認: 購入前に、初期不良への対応がどうなっているか確認しておきましょう

    おすすめの選び方

    1. 保証期間が明記されているお店を選ぶ(最低でも数ヶ月〜1年程度が目安)
    2. 状態のランク(傷の程度)が写真つきで説明されているお店を選ぶ
    3. バッテリーの状態(交換済みかどうか)が記載されているか確認する

    こうした条件を満たす専門ストアの一つに、世界的に利用されている**Back Market(バックマーケット)**があります。整備済みのスマートフォンを、状態のランクや価格帯で選んで購入でき、保証も付いています。「まずどんな商品があるか見てみたい」という方は、覗いてみるだけでも参考になります。

    リファービッシュ品(整備済製品)を買うなら【Back Market】

    家族へのプレゼントにも

    離れて住むご家族に「スマホを新しくしてあげたい」というときにも、整備済み品は選択肢になります。最新機種でなくても、LINEやカメラ、AIアプリなど、普段使う機能は型落ちモデルで十分こなせることがほとんどです。

    まとめ

    • 整備済み品は「点検・修理済みの、状態が保証された中古」。個人間の中古とは別物
    • 新品より安く、保証付きで購入できるのが最大の魅力
    • 選ぶときは「保証期間」「状態の説明」「バッテリーの状態」を確認する
    • 最新機能にこだわらないなら、賢い節約の選択肢になります

    あわせて読みたい: スマホ本体だけでなく、毎月の通信費も見直したい方は「60代の格安SIM乗り換え・後悔しない選び方」もあわせてどうぞ。まずは既刊『60歳からのChatGPT超入門』で、新しいスマホの使い方をAIに相談する習慣から始めるのもおすすめです。

  • 親のスマホを遠くから手伝う方法(画面共有のやり方)

    このサイトは主にスマホを使う方に向けて書いていますが、今日は少し違う角度から。離れて住む親御さんのスマホを、電話越しに手伝う方法をご紹介します。「口で説明してもうまく伝わらない」というお悩みに、画面共有はとても有効です。

    なぜ電話だけでは伝わらないのか

    「設定を開いて」「その下の……」——言葉だけの説明は、双方に同じ景色が見えていないと、驚くほどすれ違います。画面共有を使えば、あなたのスマホから相手の画面がそのまま見えるようになり、まるで隣に座って教えているような感覚で手伝えます。

    一番かんたんな方法: LINEの「画面共有」

    普段LINEを使っているなら、これが一番のおすすめです。

    1. 親御さんとのLINE通話を開始する(音声通話でもビデオ通話でもOK)
    2. 通話中の画面で「画面共有」のボタンを押してもらう(四角が重なったようなマークです)
    3. 親御さんの画面が、そのままあなたの画面に映る

    ここからは、あなたが景色を見ながら「そこを押してください」「もう少し下」と的確に案内できます。 親御さんに操作の負担が残るのは変わりませんが、迷わず進められるようになります。

    事前準備(親御さんに1回だけしてもらう)

    • LINEのアプリを最新版に更新しておいてもらう
    • 「画面共有」ボタンの場所を、落ち着いているときに一緒に確認しておく(いざ困ったときに探すのは大変なので)

    もっと踏み込んで手伝いたいときは: 「iPhoneを探す」「デバイスを探す」

    家族間で、お互いのスマホの状態を確認できる仕組みもあります。

    • iPhone同士: 「探す」アプリで家族を共有登録しておくと、電池残量なども確認できます
    • Android同士: Googleアカウントを家族グループに設定しておくと、同様の見守りができます

    これは「操作を手伝う」というより「見守る」ための機能で、設定には親御さんの同意と一緒の作業が必要です。プライバシーにも関わるので、家族でよく相談してから設定することをおすすめします。

    手伝うときの、3つの心がけ

    1. 急かさない — 電話の向こうで焦ると、余計に操作を間違えます。「大丈夫、ゆっくりで」を口癖に
    2. 一度に1つだけ — 手順を3つまとめて言わず、1つずつ確認しながら進める
    3. できたら褒める — 「できましたね!」のひとことが、次への安心につながります

    遠隔操作アプリは慎重に

    「画面を乗っ取って直接操作する」タイプの遠隔サポートアプリもありますが、これは信頼できる家族間でも、正体不明の相手からの誘導では絶対に使わないでください。「サポートします」と持ちかけて遠隔操作アプリを入れさせる手口は、詐欺の定番の型でもあります。家族間で使う場合も、都度きちんと声をかけ合って行いましょう。

    まとめ

    • 電話だけの説明はすれ違いやすい。LINEの画面共有が一番手軽で確実
    • 事前に「画面共有ボタンの場所」を一緒に確認しておくと、いざという時スムーズ
    • 手伝うときは「急かさない・一つずつ・褒める」
    • 遠隔操作アプリは、家族間でも都度の確認を忘れずに

    あわせて読みたい: 親御さん自身がスマホの困りごとを自分で解決できるようになる方法として、拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle・500円)もおすすめです。「家族に何度も聞くのは気が引ける」という方こそ、AIが良い相談相手になります。

  • 60代の格安SIM乗り換え・後悔しない選び方 — 「店舗あり」を選ぶべき理由

    「スマホ代、毎月8,000円も払っているけど、若い人は3,000円くらいって聞く」
    「格安SIMって気になるけど、なんだか難しそうで踏み出せない」

    その気持ち、よく分かります。ただ結論からお伝えすると、格安SIMは「選び方」さえ間違えなければ、シニアにこそおすすめできる節約策です。この記事では、後悔しないための選び方を、正直にお伝えします。

    なぜスマホ代がそんなに違うのか

    大手キャリア(docomo・au・ソフトバンク)は、全国の店舗網や手厚いサポート体制を維持するコストが料金に含まれています。格安SIM(docomo・au・ソフトバンクの回線を借りて、安く提供する会社)は、店舗やサポートを最小限にすることで、同じ回線品質を保ちながら料金を大きく下げています。

    電波の質は、実は大手とほぼ同じです(同じ回線を借りているため)。違うのは主に「店舗の多さ」と「サポートの手厚さ」だけ——ここが選び方の一番のポイントになります。

    シニアが選ぶときの、たった1つの絶対条件

    「店舗(相談窓口)があるかどうか」で選んでください。 これに尽きます。

    格安SIMの中には、ネットでの手続きが前提で、店舗がまったくない会社もあります。安さだけで選ぶと、「設定で困ったときに誰にも聞けない」という事態になりかねません。

    一方で、家電量販店やイオンなどに店舗を構えている格安SIMもあります。多少料金は上がりますが、困ったときに人に会って相談できる安心感は、シニアには何より大切です。

    選び方チェックリスト

    1. 店舗があるか(最重要。近所のイオンや家電量販店にカウンターがあるか確認)
    2. 今のスマホがそのまま使えるか(多くの場合、機種変更なしで乗り換え可能。店舗で確認してもらえます)
    3. 電話番号は変わらないか(「番号そのまま乗り換え」という手続きがあり、変わりません)
    4. 月々のギガ数は自分の使い方に合っているか(LINEとネット検索が中心なら、月3ギガ程度で十分なことが多いです)
    5. 契約期間の縛りがないか(最近は縛りなしのプランが主流です)

    乗り換えの流れ(店舗ありプランの場合)

    1. 近くの店舗に、今使っているスマホを持って行く
    2. 使い方(通話は多いか、動画は見るか)を伝えて、プランを相談
    3. その場で手続き(通常30分〜1時間程度)
    4. 数日でスマホの中身が切り替わる(店舗で設定までしてもらえることが多い)

    今の契約の解約手続きも、乗り換え先の店舗が代行してくれることが多いので、思っているより簡単です。

    「電話サポートがあれば大丈夫」という方には

    ここまで「店舗があるところを」とお伝えしてきましたが、分からないことは電話で聞けるというサポート体制があれば、必ずしも店舗にこだわらなくても安心して使える方もいらっしゃいます。お子さんやお孫さんが設定を手伝ってくれる、というご家庭にも向いています。

    そうした選択肢の一つに、**LIBMO(リブモ)**があります。電話でのサポート窓口があり、料金プランも分かりやすいことで知られています。

    格安SIMなら【LIBMO】

    もう一つ、とにかく料金の安さを重視したい方向けには、業界最安水準をうたうBB.exciteモバイルロケットモバイルという選択肢もあります。データ通信が中心で、通話はあまりしないという方に向いています。

    定額制料金の格安SIM BB.exciteモバイル/Flatプラン

    業界最安級格安SIM!【ロケットモバイル】

    こんな方は、今のままでも大丈夫

    • 家族が同じキャリアで「家族割」を使っていて、乗り換えると逆に高くなる場合
    • スマホの操作に強い不安があり、環境を変えること自体がストレスになる場合

    節約は大事ですが、安心には値段が付けられないという考え方も、十分に正しい選択です。

    まとめ

    • 格安SIMは電波品質は大手とほぼ同じ。違いは主に店舗とサポート
    • シニアの選び方は**「店舗があるか」を最優先**
    • 今のスマホのまま、番号もそのまま乗り換えられることが多い
    • 不安が大きいなら、無理に変えなくてもいい

    あわせて読みたい: スマホ料金全体の見直し方は、次回「[スマホ料金が高いと感じたら見直す3項目]」でも詳しく解説します。まずは既刊『60歳からのChatGPT超入門』で、分からないことをその場で相談できる習慣から始めてみませんか。

  • スマホが遅い・固まる時の直し方 — 壊さず順番に試す7ステップ

    「画面を押しても反応しない」
    「最近、何をするにも動きがもっさりする」

    スマホの「遅い・固まる」は、実は順番どおりに試せば大半が直る症状です。しかも、これからご紹介する方法はすべて「壊す心配のない安全なもの」だけ。上から順に、直るまで試してください。

    ステップ1 少し待つ(30秒)

    固まったように見えて、実は裏で処理に時間がかかっているだけのことがあります。30秒だけ、何も押さずに待つ。連打すると逆に処理が渋滞します。

    ステップ2 アプリを閉じて開き直す(1分)

    特定のアプリだけおかしいなら、そのアプリを一度完全に閉じます。

    • iPhone: 画面の下から上に指をすべらせて途中で止める → 開いているアプリが並ぶ → 問題のアプリを上に払って閉じる → 開き直す
    • Android: 画面下の「」ボタン(または下から上へスワイプ)でアプリ一覧 → 上に払って閉じる → 開き直す

    ステップ3 再起動する(2分)— 一番効く万能薬

    「遅い・固まる」の特効薬は再起動です。 困ったらまず再起動、と覚えてください。

    • 電源ボタン(機種により+音量ボタン)を長押し →「スライドで電源オフ」→ 30秒待って電源を入れ直す
    • 画面が完全に固まって電源も切れないときは、強制再起動があります(機種ごとに方法が違うため、「機種名 強制再起動」で検索するか、後述のChatGPTに聞くのが早いです)

    再起動はデータが消えたりしません。毎日やっても大丈夫です。

    ステップ4 空き容量を確認する(3分)

    スマホの保存場所(ストレージ)がほぼ満杯だと、動きが目に見えて遅くなります。

    • iPhone: 設定 →「一般」→「iPhoneストレージ」
    • Android: 設定 →「ストレージ」

    残りが1割を切っていたら要注意。 写真の整理やアプリの削除で空きを作ると、動きが軽くなることが多いです(具体的な手順は当サイトの「容量がいっぱいです」と出たら最初にやること3つをどうぞ)。

    ステップ5 更新(アップデート)をためていないか(5分)

    アプリやスマホ本体の更新をためると、不具合や遅さの原因になります。

    • アプリ: App Store / Playストアを開き、たまっている更新をまとめて実行
    • 本体: 設定 →「一般」→「ソフトウェアアップデート」(iPhone)/ 設定 →「システム」→「システムアップデート」(Android)

    ※本体の更新は時間がかかるので、寝る前に充電しながら行うのがおすすめです。

    ステップ6 通信が遅いだけ、の可能性を疑う

    本体ではなく「インターネットが遅い」場合もあります。見分け方は簡単で、電卓やカメラなど通信を使わないアプリはサクサク動くのに、ネットだけ遅いならば通信側の問題です。

    • Wi-Fiのルーター(通信機器)の電源を入れ直す(コンセントを抜いて30秒→挿す)
    • 外出先なら、ギガの使い切りで速度制限中の可能性も(月末に遅くなるならほぼこれです)

    ステップ7 それでもだめなら、寿命の可能性

    購入から4〜5年たったスマホは、部品の性能が最近のアプリに追いつかず、何をしても遅いことがあります。電池の減りも早いなら、買い替えを検討する時期です。携帯会社の店舗で「動きが遅いので見てほしい」と相談すれば、点検してもらえます。

    まとめ(困ったらこの順番)

    1. 30秒待つ
    2. アプリを閉じて開き直す
    3. 再起動(一番効く)
    4. 空き容量を確認(残り1割以下なら整理)
    5. 更新をためない
    6. 通信側の問題も疑う(ルーター再起動)
    7. 4〜5年選手なら買い替え相談

    あわせて読みたい: 「自分の機種の強制再起動のやり方」のような機種ごとの疑問は、AIに聞くのが一番早い時代です。「私のスマホは〇〇。強制再起動の方法を教えて」と話しかけるだけ——その始め方は拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle・500円)でどうぞ。

  • Wi-Fiと「ギガ」の違いを、水道にたとえて説明します — 「ギガが減る」の正体

    「家ではWi-Fi(ワイファイ)を使ってね」と家族に言われるけれど、正直よく分からない。
    「今月ギガが足りない」って、何が減っているの?

    この「Wi-Fiとギガ」、スマホの疑問の中でもトップクラスに質問が多いテーマです。水道にたとえると、すっきり分かります。

    たとえ話: スマホは「水」を使って動いている

    スマホでニュースを見る、動画を見る、LINEをする——これらはすべて、インターネットから「データ」を受け取って動いています。このデータをだと思ってください。

    水の引き込み方が、2種類あります。

    ①「ギガ」= 持ち歩ける水筒(携帯電話会社の回線)

    外にいてもスマホが使えるのは、携帯電話会社(ドコモ・au・ソフトバンクなど)の電波から水をもらっているからです。ただしこの水は月にもらえる量が決まっています。それが契約の「月〇ギガ」です。

    • 使うほど水筒の残りが減る =「ギガが減る」
    • 使い切ると、水がチョロチョロしか出なくなる =「速度制限」(遅くなるだけで、止まりはしません)
    • 月が変わると、水筒は満タンに戻ります

    ② Wi-Fi = 家の蛇口(固定回線)

    家に光回線などを引いていると、家の中に「使い放題の蛇口」があります。これがWi-Fiです。

    • どれだけ使っても、水筒(ギガ)は減りません
    • 料金は毎月定額(使いすぎても増えません)
    • ただし届く範囲は家の中と周辺だけ。外に出ると蛇口から離れるので、自動的に水筒(ギガ)に切り替わります

    「家ではWi-Fiで」と言われる理由は、これです。家にいる間は使い放題の蛇口から使えば、外で使う水筒の中身を節約できるからです。

    自分が今どちらを使っているか、見分ける方法

    画面の右上(または左上)のマークを見てください。

    • 扇形のマーク(電波が広がるような形)= Wi-Fi使用中。ギガは減りません
    • 「4G」「5G」の文字= 携帯回線使用中。ギガが減っています

    家にWi-Fiがあるのに「4G」と出ている場合は、Wi-Fiにつながっていません。設定→Wi-Fiを開き、自宅の回線名を選んで、ルーター(通信機器)の底面などに書かれたパスワードを入れれば接続できます(最初の1回だけ。以後は自動でつながります)。

    ギガを大きく減らすもの・ほとんど減らさないもの

    使い方 ギガの減り
    動画を見る(YouTubeなど) (1時間で0.5〜1ギガ以上)
    ビデオ通話
    写真の送受信
    音楽を聴く
    LINEの文字のやりとり ほぼゼロ
    ニュースやホームページを読む

    つまり「動画は家のWi-Fiで」——これだけ守れば、ギガ不足の大半は防げます。

    「ギガが足りない」が毎月続くなら

    • 家にWi-Fiがある方 → まず上の見分け方で「家でちゃんとWi-Fiにつながっているか」を確認。つながっていないだけ、というケースが非常に多いです
    • 家にWi-Fiがない方 → 動画をよく見るなら、光回線などの固定回線を引く方が結局安くつくことがあります
    • そもそも契約ギガ数が生活に合っていない場合は、プランの見直しどきです(このサイトで近日、シニア向けの料金見直し記事を公開予定です)

    まとめ

    • ギガ = 月に決まった量の水筒(外で使う)/ Wi-Fi = 家の使い放題の蛇口
    • 画面上の「扇マーク」ならWi-Fi、「4G/5G」ならギガを消費中
    • 動画は家のWi-Fiで。これが節約の9割
    • 家にWi-Fiがあるのにギガが減る人は、接続されていないだけの可能性大

    あわせて読みたい: 「うちのスマホ、この設定で合ってる?」という疑問をその場で相談できる相手がいると安心です。拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle・500円)は、AIを「何でも聞ける相談相手」にする方法をやさしく解説しています。

  • LINEの通知が来ない時に確認する5つの設定 — 「気づいたら未読が20件」を直す

    「家族からのLINEに気づかず、心配された」
    「開いてみたら未読が20件。音も鳴らないし、画面にも出ない」

    LINEの通知が来なくなる原因は、たいてい5つの設定のどれかです。上から順に確認すれば、ほとんどの場合は直ります。1つずつ、ゆっくり確認していきましょう。

    確認1 LINEアプリ自体の通知設定

    まず、LINEの中の設定です。

    1. LINEを開く → 右下「ホーム」→ 右上の歯車マーク(設定)
    2. 通知」を押す
    3. 一番上の「通知」がオン(緑)になっているか確認

    ここがオフだと、すべての通知が止まります。オンにするだけで解決することが一番多いです。

    確認2 スマホ本体の通知設定

    次に、スマホ側がLINEの通知を許可しているかです。

    • iPhone: 設定 →「通知」→ アプリ一覧から「LINE」→「通知を許可」がオンか確認。「ロック画面」「バナー」「サウンド」にも印が付いているとより確実です
    • Android: 設定 →「アプリ」→「LINE」→「通知」→ オンになっているか確認

    確認3 「おやすみモード」「集中モード」が働いていないか

    スマホには「一定時間、通知を止める」機能があり、知らないうちにオンになっていることがよくあります。

    • iPhone: 画面右上から下に指をすべらせて出るパネルに、月のマークや「集中モード」の表示がないか確認。あれば押してオフに
    • Android: 同様に上から下へスワイプして、「サイレントモード」「通知をミュート」がオンになっていないか確認

    「夜だけ通知が来ない」場合は、ほぼこれが原因です(時間指定で自動オンになる設定があります)。

    確認4 個別のトークが「通知オフ」になっていないか

    特定の人やグループだけ通知が来ない場合は、そのトークだけ通知を切ってしまっている可能性があります。

    1. そのトークを開く
    2. 右上の「」を押す
    3. スピーカーに斜線のマーク(通知オフ)になっていたら、押して「通知オン」に戻す

    トーク一覧で、名前の横に斜線入りのスピーカーマークが付いている相手は通知オフの状態です。

    確認5 マナーモード・音量

    「画面には出るが、音が鳴らない」場合は、通知ではなく音の問題です。

    • 本体横のスイッチやボタンでマナーモードになっていないか
    • 音量ボタンで通知音量が下がりきっていないか

    を確認してください。

    それでも直らないときの最終手段(順にお試しを)

    1. スマホを再起動する — これだけで直ることが実際に多いです
    2. LINEを最新版に更新する — App Store/Playストアで「LINE」を検索し、「更新」ボタンがあれば押す
    3. それでもだめなら、携帯電話会社の店舗へ。「LINEの通知が来ない」と伝えれば見てもらえます

    まとめ(上から順にチェック)

    1. LINEの設定 → 通知がオンか
    2. スマホ本体の設定 → LINEの通知が許可されているか
    3. おやすみ・集中・サイレントモードがオフか
    4. そのトークだけ通知オフになっていないか(斜線スピーカー)
    5. マナーモード・音量

    あわせて読みたい: 「設定のどこを触ればいいか、毎回調べるのが大変」という方は、AIに直接聞ける環境を作るのが近道です。「LINEの通知が来ない。私のスマホは○○。直し方を一つずつ教えて」と話しかけるだけ——その方法は拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle・500円)でどうぞ。

  • スクリーンショットの撮り方と、たまった時の整理法(iPhone・Android)

    「この画面、あとで見たいのに、メモを取るのが大変」
    「孫に送ってもらった地図を、そのまま残しておきたい」

    そんなとき役立つのが「スクリーンショット」——いま見ている画面を、そのまま写真として保存する機能です。「画面の写真を撮る」と考えてください。この記事では撮り方と、便利な使い道、そして「撮りすぎてたまった」ときの整理法までご紹介します。

    撮り方: ボタンを2つ同時に押すだけ

    iPhoneの場合

    • 顔認証のiPhone(ホームボタンがない機種): 右側の電源ボタン + 音量を上げるボタンを同時に押す
    • ホームボタンがあるiPhone: 電源ボタン + ホームボタンを同時に押す

    「カシャ」と音がして、画面の隅に小さく撮った画像が表示されれば成功です。

    Androidの場合

    • 多くの機種: 電源ボタン + 音量を下げるボタンを同時に押す
    • うまくいかない機種は、電源ボタンを長押しして出るメニューに「スクリーンショット」がある場合もあります

    コツ

    「同時に押す」のが難しければ、片方を先に押さえたまま、もう片方をポンと押す感覚でOKです。撮った画像は「写真」アプリ(またはギャラリー)に自動で保存されます。

    こんな使い道があります

    1. 地図やお店の情報を保存 — 電波が悪い場所でも、撮っておけばいつでも見られます
    2. 予約の確認画面を残す — 病院・レストラン・切符の予約番号を撮っておけば安心
    3. エラーや変な画面を家族に見せる — 「変な表示が出た」を言葉で説明する代わりに、撮ってLINEで送れば一発です。スマホの相談ごとに、これほど便利な機能はありません
    4. LINEの大事なやりとりを保存 — 集合時間や住所などを撮っておく
    5. 操作手順の記録 — 設定を変える前の画面を撮っておけば、元に戻せます

    「撮りすぎてたまった」ときの整理法

    スクリーンショットは気軽に撮れる分、気づけば何百枚もたまり、大事な家族の写真に混ざって邪魔になりがちです。

    朗報: スクリーンショットは自動で1か所に集まっています。

    • iPhone: 「写真」アプリ →「アルバム」→ 下の方の「スクリーンショット
    • Android: 「フォト」または「ギャラリー」→「Screenshots」フォルダ

    ここを開けば、スクリーンショットだけが一覧で並びます。月に1回、この一覧を開いて「用済みのもの」をまとめて削除——これだけで、写真全体の整理がぐっと楽になります。地図、期限切れの予約、意味を忘れた画面……たいてい9割は消せます。

    ※削除したものは「最近削除した項目」(ゴミ箱)に30日残るので、間違えて消しても戻せます。安心してどうぞ。

    まとめ

    • 撮り方は「電源ボタン+音量ボタン」同時押し(機種で組み合わせが違うだけ)
    • 地図・予約・エラー画面の保存に大活躍。「変な画面を家族に相談」が一番のおすすめ用途
    • たまったら、写真アプリの「スクリーンショット」一覧から月1回まとめて削除

    あわせて読みたい: スクリーンショットを含む写真全体の整理と「容量がいっぱい」対策は、拙著『60歳からのスマホ写真整理術』(Kindle・近日発売)で1冊にまとめています。まずは当サイトの「容量がいっぱいです」と出たら最初にやること3つもどうぞ。

  • 「アカウントが停止されました」SMSの見分け方 — 押す前の3秒チェック

    「お客様のアカウントは停止されました。ご確認ください」
    「お支払い情報に問題があります。24時間以内に更新してください」

    こんなショートメッセージ(SMS)が突然届いて、ドキッとしたことはありませんか。大手通販や銀行、宅配業者の名前で届くので、本物にしか見えません。

    先に結論です。この種のSMSは、ほぼすべて偽物です。 この記事では、3秒でできる見分け方と、本物かどうかを安全に確かめる方法をご紹介します。

    なぜ「ほぼ偽物」と言い切れるのか

    理由は単純です。大手企業は、SMSに「ログインページへのリンク」を載せて緊急連絡をしてくることが、まずないからです。

    本当にアカウントに問題があれば、企業は公式アプリの通知やお知らせ欄に表示します。「SMSのリンクから今すぐログインして」という誘導そのものが、偽物の証拠と考えてほぼ間違いありません。

    偽SMSの目的は1つ。リンク先の本物そっくりの偽ログイン画面で、あなたのIDとパスワード、カード番号を入力させることです。

    押す前の「3秒チェック」

    届いたSMSを、3つの点で眺めてください。

    その1 送り主の番号(1秒)

    • 見知らぬ携帯番号(090・080など)から大企業を名乗る連絡 → 偽物
    • 「+」から始まる海外番号 → 偽物
    • ※ただし、正規の番号そっくりに偽装される場合もあるので「番号が正しそうだから本物」とは判断しないこと

    その2 急がせる言葉(1秒)

    「24時間以内」「本日中」「至急」——期限で焦らせる文面は、それだけで疑って構いません。 本物の企業は、SMS一通の期限であなたを追い込みません。

    その3 リンクの文字列(1秒)

    リンクの綴りをよく見てください。企業名の綴りが微妙に違う(amaz0n、rakutenn など)、見たことのない文字列が続く——偽サイトの典型です。

    本物かどうか、安全に確かめる唯一の方法

    3秒チェックで判断がつかなくても、大丈夫。確かめ方はいつも同じです。

    SMSのリンクは押さず、いつも使っている公式アプリを自分で開く。

    本当にアカウントに問題があれば、アプリを開けば必ず表示があります。何もなければ、そのSMSは偽物です。これだけで100%安全に確認できます(リンクさえ押さなければ、SMSは届いただけでは無害です)。

    押してしまった・入力してしまったときは

    • リンクを押して、ページを見ただけ → 何も入力していなければ、まず大丈夫。ページを閉じてSMSを削除してください
    • IDとパスワードを入力してしまった → 本物のサービスを自分で開き、すぐにパスワードを変更。同じパスワードを他でも使っていたら、そちらも変更
    • カード番号を入力してしまった → カード裏面の電話番号へすぐ連絡(24時間対応)。利用停止と再発行を依頼
    • 不安が残るときは、消費者ホットライン 188(いやや)へ。無料で相談に乗ってくれます

    迷惑SMSを減らす設定

    • 各携帯会社の「迷惑SMSブロック」機能を有効に(無料。店舗でも設定してもらえます)
    • iPhoneは 設定→「アプリ」→「メッセージ」→「不明な差出人をフィルタ」をオンにすると、知らない相手からのSMSが別の一覧に分けられます

    まとめ

    • 「アカウント停止」「支払い確認」のSMSは、ほぼ偽物
    • 見分けは3秒: 知らない番号・急がせる言葉・怪しい綴り
    • 確かめ方は1つだけ: リンクを押さず、自分で公式アプリを開く
    • 入力してしまったら: パスワード変更→カード会社→188

    「不安にさせて、急がせるものは、ぜんぶ疑う」。この合言葉さえ覚えておけば、偽SMSはただの迷惑な紙切れと同じです。


    あわせて読みたい: 偽SMSのほかにも、偽警告画面・当選詐欺・LINE乗っ取りなど、スマホの詐欺には決まった「型」があります。5つの型の見分け方と応急処置を1冊にまとめた拙著『60歳からのスマホ詐欺対策』(Kindle)を近日発売予定です。まずは『60歳からのChatGPT超入門』で、迷ったときにAIに相談できる習慣から始めてみてください。

  • スマホの音声入力の使い方 — 文字を打たない入力術(話すだけで文章になります)

    「スマホの小さい文字盤を打つのが、とにかく苦手」
    「メッセージ1通に10分かかってしまう」

    その悩み、話すだけで解決します。いまのスマホの音声入力は驚くほど賢く、普通の速さで話しても、句読点まで含めてきちんと文字にしてくれます。この記事では、iPhone・Androidそれぞれの使い方と、上手に使うコツをご紹介します。

    音声入力とは? — 「話した言葉が、そのまま文字になる」機能

    キーボードの代わりに、スマホに向かって話すと、その内容が文字になって入力されます。LINEの返事も、メールも、検索も、メモも——文字を入力する場面なら、どこでも使えます

    「機械に話しかけるのは照れくさい」という方も多いのですが、一度使うと手放せなくなる方が続出する機能です。入力の速さは、慣れたキーボード入力の3倍以上になることもあります。

    iPhoneでの使い方

    1. LINEやメールなど、文字を入力する画面を開く
    2. キーボードの右下(または下部)にあるマイクのマークを押す
    3. スマホに向かって、普通の声で話す
    4. 話し終えたら、もう一度マイクのマークを押す(または「完了」)

    マイクが見当たらない場合: 設定 →「一般」→「キーボード」→「音声入力」をオンにしてください。

    Androidでの使い方

    1. 文字入力の画面でキーボードを表示する
    2. キーボードの上部か右上にあるマイクのマークを押す
    3. 話す → 自動で文字になる
    4. マイクをもう一度押して終了

    Androidの多くの機種では、Googleの音声入力が使われており、認識の精度は非常に高いです。

    上手に使う5つのコツ

    1. 句読点も声で言える — 「きょうはありがとう てん たのしかったです まる」と言うと「今日はありがとう、楽しかったです。」になります。改行は「かいぎょう」。慣れるととても便利です
    2. 少し区切って話す — 一文ずつ区切ると認識ミスが減ります。早口でも案外大丈夫です
    3. 間違いは後から直せばいい — 全部を音声で完璧にしようとせず、9割を音声で入れて、残りを指で直すのが一番速い使い方です
    4. 周りの騒音が大きい場所は苦手 — 静かな場所ほど正確です
    5. 人前では要点だけ — 電車の中などでは使いにくいので、家の中での長文作成に特に向いています

    こんな場面で威力を発揮します

    • LINEの返事: 「わかりました 明日の10時に駅で待ち合わせましょう」→ 3秒で入力完了
    • メモ: 買い物リスト、思いついたこと、病院で聞きたいことを話して残す
    • 検索: 検索窓のマイクを押して「近くの内科」と話すだけ
    • ChatGPTなどのAIとの会話: 質問を打つ代わりに話しかける——実はAI活用と音声入力は最高の相性です

    よくある質問

    Q. 方言でも大丈夫?
    かなり対応しています。強い方言は標準語寄りに話すと確実です。

    Q. 話した内容は誰かに聞かれている?
    音声はコンピューターが文字変換のために処理するもので、人が盗み聞きしているわけではありません。ただし、パスワードや口座番号などを声で入力するのは避けましょう(周囲の人に聞こえるためです)。

    まとめ

    • キーボードのマイクのマークを押して話すだけ
    • 「てん」「まる」「かいぎょう」も声で入力できる
    • 9割を音声で、仕上げだけ指で。これが最速
    • 静かな場所での長文作成に最適

    文字入力の苦手意識が消えると、スマホの世界は一気に広がります。まずは今日、家族へのLINEを1通、声で送ってみてください。


    あわせて読みたい: 音声入力と相性抜群なのがAIとの会話です。話しかけるだけで献立も手紙の文面も相談できる使い方を、拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle・500円)で丁寧に解説しています。