このサイトは主にスマホを使う方に向けて書いていますが、今日は少し違う角度から。離れて住む親御さんのスマホを、電話越しに手伝う方法をご紹介します。「口で説明してもうまく伝わらない」というお悩みに、画面共有はとても有効です。
なぜ電話だけでは伝わらないのか
「設定を開いて」「その下の……」——言葉だけの説明は、双方に同じ景色が見えていないと、驚くほどすれ違います。画面共有を使えば、あなたのスマホから相手の画面がそのまま見えるようになり、まるで隣に座って教えているような感覚で手伝えます。
一番かんたんな方法: LINEの「画面共有」
普段LINEを使っているなら、これが一番のおすすめです。
- 親御さんとのLINE通話を開始する(音声通話でもビデオ通話でもOK)
- 通話中の画面で「画面共有」のボタンを押してもらう(四角が重なったようなマークです)
- 親御さんの画面が、そのままあなたの画面に映る
ここからは、あなたが景色を見ながら「そこを押してください」「もう少し下」と的確に案内できます。 親御さんに操作の負担が残るのは変わりませんが、迷わず進められるようになります。
事前準備(親御さんに1回だけしてもらう)
- LINEのアプリを最新版に更新しておいてもらう
- 「画面共有」ボタンの場所を、落ち着いているときに一緒に確認しておく(いざ困ったときに探すのは大変なので)
もっと踏み込んで手伝いたいときは: 「iPhoneを探す」「デバイスを探す」
家族間で、お互いのスマホの状態を確認できる仕組みもあります。
- iPhone同士: 「探す」アプリで家族を共有登録しておくと、電池残量なども確認できます
- Android同士: Googleアカウントを家族グループに設定しておくと、同様の見守りができます
これは「操作を手伝う」というより「見守る」ための機能で、設定には親御さんの同意と一緒の作業が必要です。プライバシーにも関わるので、家族でよく相談してから設定することをおすすめします。
手伝うときの、3つの心がけ
- 急かさない — 電話の向こうで焦ると、余計に操作を間違えます。「大丈夫、ゆっくりで」を口癖に
- 一度に1つだけ — 手順を3つまとめて言わず、1つずつ確認しながら進める
- できたら褒める — 「できましたね!」のひとことが、次への安心につながります
遠隔操作アプリは慎重に
「画面を乗っ取って直接操作する」タイプの遠隔サポートアプリもありますが、これは信頼できる家族間でも、正体不明の相手からの誘導では絶対に使わないでください。「サポートします」と持ちかけて遠隔操作アプリを入れさせる手口は、詐欺の定番の型でもあります。家族間で使う場合も、都度きちんと声をかけ合って行いましょう。
まとめ
- 電話だけの説明はすれ違いやすい。LINEの画面共有が一番手軽で確実
- 事前に「画面共有ボタンの場所」を一緒に確認しておくと、いざという時スムーズ
- 手伝うときは「急かさない・一つずつ・褒める」
- 遠隔操作アプリは、家族間でも都度の確認を忘れずに
あわせて読みたい: 親御さん自身がスマホの困りごとを自分で解決できるようになる方法として、拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle・500円)もおすすめです。「家族に何度も聞くのは気が引ける」という方こそ、AIが良い相談相手になります。
コメントを残す