カテゴリー: スマホの基本操作

  • お薬手帳、スマホでも持ち歩けます — アプリ版の始め方

    「お薬手帳を忘れて、薬局で困った」
    「何冊も手帳が増えて、管理が大変」

    そんな悩みを解決してくれるのが、お薬手帳アプリです。スマホの中に、いつも最新のお薬手帳を持ち歩けるようになります。

    お薬手帳アプリとは

    紙のお薬手帳と同じ役割を、スマホの中で管理できるアプリです。薬局でもらった処方内容を記録しておくと、次に別の病院・薬局に行ったときも、スマホの画面を見せるだけで、これまでの薬の記録を伝えられます。

    使い方の基本

    1. アプリストアで「お薬手帳」と検索し、アプリを入れる(いくつか種類がありますが、まずは評価の高いものを選べば大丈夫です)
    2. 薬局で処方箋を渡すときに、「お薬手帳アプリを使っています」と伝える
    3. 多くの薬局では、処方内容が書かれた紙のQRコードを、アプリのカメラで読み取るだけで記録が完了します

    手入力が必要な場合も、写真を撮って記録しておく機能があるアプリが多く、それほど手間はかかりません。

    紙の手帳と、どちらがいいか

    • 紙の手帳: 操作に慣れていて、書き込みがしやすい。停電時や電池切れでも見られる
    • アプリ版: なくす心配が少ない、家族と共有しやすい、複数の手帳を1つにまとめられる

    どちらか一方に絞る必要はありません。 紙の手帳をお使いの方は、そのまま続けていただいて大丈夫です。「スマホも持っているので、もしものときの備えとしてアプリも」という使い方でも十分です。

    家族と共有できる安心感

    一部のお薬手帳アプリには、家族と情報を共有できる機能があります。離れて暮らす家族が、親の薬の状況を把握しておけるので、「今どんな薬を飲んでいるか分からない」という不安を減らせます。

    診察でメモした内容とあわせて使うと便利

    以前ご紹介した「病院で聞くことをスマホにメモしておく方法」とあわせて使うと、質問したいこと・処方された薬・先生の説明が、すべてスマホの中で管理できるようになります。

    導入するときの、ちょっとした不安への答え

    Q. 個人情報が心配です
    お薬手帳アプリは、医療情報を扱う専門のアプリとして作られており、通常のアプリと同様にセキュリティ対策がされています。ただし、心配な方は無理に使う必要はありません。紙の手帳のままでも問題ありません。

    Q. 操作が難しそうです
    最初の登録だけ少し手間がかかりますが、慣れれば「QRコードを読み取るだけ」で完結します。分からないときは、薬局の窓口で聞けば教えてもらえることも多いです。

    まとめ

    • お薬手帳アプリは、スマホの中でお薬手帳を管理できる仕組み
    • 薬局でQRコードを読み取るだけで、記録できることが多い
    • 紙の手帳と併用してもOK。無理に切り替える必要はない
    • 家族と共有できる機能もあり、離れて暮らす家族の安心にもつながる

    あわせて読みたい: 病院でのメモの取り方は「病院で聞くことをスマホにメモしておく方法」もどうぞ。スマホの基本操作に不安がある方には、拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle)もおすすめです。

  • 電車・バスの乗り換え案内アプリの使い方 — 迷わず目的地に着くために

    「久しぶりに電車に乗るけど、乗り換えが不安」
    「バスの時刻表を調べるのが面倒」

    そんなときに頼りになるのが、乗り換え案内アプリです。行き先を入力するだけで、電車やバスの乗り換え方法、時間、料金まで教えてくれます。この記事では、基本的な使い方をご紹介します。

    乗り換え案内アプリとは

    出発地と目的地を入力すると、どの電車・バスに乗って、どこで乗り換えればいいかを、時刻と料金つきで教えてくれるアプリです。代表的なものに「Yahoo!乗換案内」「駅すぱあと」「NAVITIME」などがあります。どれも基本的な使い方は似ています。

    入れ方

    1. App Store(iPhone)またはPlayストア(Android)を開く
    2. 「乗換案内」と検索する
    3. お好みのアプリを選んで入手する(まずは「Yahoo!乗換案内」など、よく知られたものから試すのがおすすめです)

    基本の使い方(3つ入力するだけ)

    1. 出発地を入力する(現在地を自動で使う機能もあります)
    2. 到着地を入力する(駅名や施設名で検索できます)
    3. 出発時刻または到着したい時刻を選ぶ

    「検索」を押すと、複数のルートが表示されます。一番上に出てくるのが、多くの場合「一番早く着く」または「乗り換えが少ない」ルートです。

    音声入力で、もっと楽に

    駅名や地名を打つのが面倒なときは、入力欄のマイクのマークを押して、話しかけるだけで入力できます(「スマホの音声入力の使い方」もあわせてどうぞ)。

    見方のポイント

    • 乗り換えの回数: ルートによって「乗り換え0回」「乗り換え2回」など表示されます。慣れない場所へ行くなら、乗り換えが少ないルートを選ぶと安心です
    • 何番線・何番ホーム: 詳しく表示してくれるアプリもあります。あらかじめ確認しておくと、駅で慌てません
    • 料金: 運賃も自動で計算してくれます

    こんな機能も便利です

    • 駅の時刻表: 駅名で検索すると、その駅の時刻表がそのまま見られます
    • 遅延情報: 電車が遅れているかどうかも確認できます。出発前にチェックする習慣をつけると安心です
    • お気に入り登録: よく使うルート(自宅↔病院など)を登録しておくと、次回から入力の手間が省けます

    画面のスクリーンショットを撮っておく

    調べたルートは、スクリーンショット(画面の写真)を撮っておくと、電波の悪い場所でも確認できて安心です。撮り方は「スクリーンショットの撮り方」でもご紹介しています。

    迷ったときは、駅員さんにも遠慮なく

    アプリはとても便利ですが、実際に迷ってしまったときは、駅員さんに聞くのが一番確実です。アプリの画面を見せながら「ここに行きたいのですが」と聞けば、スムーズに案内してもらえます。

    まとめ

    • 出発地・到着地・時刻の3つを入力するだけで、ルートが分かる
    • 音声入力を使えば、駅名を打つ手間も省ける
    • よく使うルートは「お気に入り」登録が便利
    • 調べたルートはスクリーンショットで保存しておくと安心

    あわせて読みたい: スマホの基本操作にまだ不安がある方には、拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle)もおすすめです。分からないことをAIに気軽に聞ける習慣が身につきます。

  • 熱中症、スマホでできる予防と備え — 家族が離れていても見守れる工夫

    夏の間、テレビやラジオで繰り返し流れる「熱中症に気をつけてください」という呼びかけ。分かってはいても、暑さへの感覚は年齢とともに変わり、気づかないうちに体調を崩してしまうことがあります。この記事では、スマホを使った予防と備えについてご紹介します。

    スマホが「暑さ指数」を教えてくれます

    「今日はどのくらい注意が必要か」を、天気予報のように確認できます。

    1. お使いの天気アプリ(iPhoneなら「天気」、Androidなら「Google」アプリの天気表示など)を開く
    2. 気温だけでなく、「熱中症警戒アラート」や「暑さ指数(WBGT)」の表示がないか確認する

    環境省が発表する「熱中症警戒アラート」は、ニュースアプリや天気アプリで通知を受け取れるように設定できることが多く、外出前に一目で危険度が分かります

    通知を見逃さない設定にしておく

    天気アプリの「通知」をオンにしておくと、危険な日の朝に自動でお知らせが届きます。

    • 天気アプリを開く
    • 設定(歯車のマーク)から「通知」を探す
    • 「警報」「注意報」に関する通知をオンにする

    一度設定しておけば、あとは自動で届くので、毎日自分でチェックしに行く必要はありません。

    水分補給を忘れないための、スマホの活用

    「喉が渇いてから飲む」のでは遅いと言われる熱中症対策。スマホのアラーム機能を使えば、忘れずに水分をとる習慣づけができます。

    1. スマホの「時計」アプリを開く
    2. 「アラーム」で、2時間おきなど決まった時間にアラームを設定
    3. 名前を「お水を飲む」などにしておくと、鳴ったときに分かりやすい

    離れて暮らす家族との「見守り」

    「今日は暑いから大丈夫かな」と心配してくれる家族のために、スマホでできる簡単な見守りの工夫があります。

    • LINEで一言送る習慣: 「今日も元気です」など、決まった時間に一言送るだけでも、家族は安心します
    • 共有アルバムやLINEのやりとりの頻度: しばらく連絡がないと、家族が気づけるきっかけになります

    見守り専用のアプリやサービスもありますが、まずは普段のLINEのやりとりを少し意識するだけでも、十分な備えになります。

    エアコンが苦手な方へ

    「エアコンの風が苦手」「電気代が気になる」という理由で、暑い日でもエアコンを我慢してしまう方は少なくありません。まず知っておいていただきたいのは、室内でも熱中症は起こるということです。

    • 扇風機と併用して、風を体に直接当てすぎないようにする
    • 設定温度は26〜28度を目安に(寒すぎる必要はありません)
    • 電気代が気になる場合は、契約プランの見直しで浮いたお金を、夏の間だけでもエアコン代に充てる、という考え方もあります(「スマホ料金が高いと感じたら見直す3項目」もご参考に)

    こんな症状が出たら、迷わず対処を

    めまい、立ちくらみ、大量の汗、頭痛、体のだるさ——これらは熱中症の初期のサインです。

    • 涼しい場所に移動する
    • 衣服をゆるめ、体を冷やす
    • 水分と塩分をとる
    • 症状が改善しない、意識がぼんやりする場合は、すぐに救急車(119番)を呼ぶことをためらわないでください

    まとめ

    • 天気アプリの「熱中症警戒アラート」通知をオンにしておく
    • スマホのアラームで、水分補給を忘れない習慣を
    • 家族とのLINEでの一言が、離れていても見守りになる
    • 室内でも油断せず、エアコンは我慢しすぎない

    あわせて読みたい: スマホの基本的な通知設定やアラームの使い方に不安がある方は、拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle)で、AIに聞きながら操作を覚える方法もご紹介しています。

  • スマホ教室に行く前に読む、よくある質問20

    「スマホ教室に申し込んだけれど、何を聞けばいいか分からない」
    「教室に行く時間はないけれど、基本的なことは知っておきたい」

    この記事では、シニアの方からよく寄せられる質問20個を、当サイトの詳しい解説記事へのリンクつきでまとめました。気になる項目から読んでみてください。

    基本操作について

    Q1. 画面の文字が小さくて読みにくいです
    スマホの文字を大きくする方法

    Q2. 「容量がいっぱいです」と出て困っています
    「容量がいっぱいです」と出たら最初にやること3つ

    Q3. 電池の減りが早い気がします
    スマホの電池を長持ちさせる7つの習慣

    Q4. 動きが遅い・固まることがあります
    スマホが遅い・固まる時の直し方

    Q5. 文字を打つのが苦手です
    スマホの音声入力の使い方

    Q6. スクリーンショットって何ですか?
    スクリーンショットの撮り方と、たまった時の整理法

    LINEについて

    Q7. LINEで写真を送るには?
    LINEで写真を送る方法

    Q8. LINEの通知が来なくなりました
    LINEの通知が来ない時に確認する5つの設定

    写真の整理・共有について

    Q9. 孫の写真を家族みんなで見たいです
    共有アルバムの作り方

    Q10. 写真をアルバムのような本にしたいです
    フォトブックの作り方と料金の相場

    安全・詐欺対策について

    Q11. 「ウイルスに感染しました」という画面が出ました
    突然の「ウイルスに感染しました」警告は本物?

    Q12. 「アカウントが停止されました」というSMSが届きました
    「アカウントが停止されました」SMSの見分け方

    Q13. 迷惑メールが多くて困っています
    迷惑メールを減らす設定と、開いてしまった時の対処

    Q14. 友人からLINEで「プリペイドカードを買って」と頼まれました
    LINEのなりすまし「プリペイドカード買って」の正体

    Q15. 詐欺かどうか誰かに相談したいです
    消費者ホットライン188の使い方

    Q16. 家族でできる防犯対策はありますか?
    家族で決めておく「合言葉」のすすめ

    ChatGPT・AIについて

    Q17. ChatGPTって何ですか?
    ChatGPTって何? 60代のための3分解説

    Q18. ChatGPTの始め方を教えてください
    ChatGPTの始め方

    スマホ料金・機種について

    Q19. スマホ料金が高い気がします
    スマホ料金が高いと感じたら見直す3項目

    Q20. Wi-Fiとギガの違いがよく分かりません
    Wi-Fiと「ギガ」の違いを、水道にたとえて説明します

    それでも解決しないときは

    このサイトの記事で解決しない疑問は、ChatGPTに直接聞いてみるのも一つの方法です。「私のスマホは〇〇です。〇〇について教えて」と話しかけるだけで、あなたの状況に合わせた答えが返ってきます。ChatGPTの始め方は、上のQ18でもご紹介しています。

    まとめ

    このページをブックマーク(お気に入り)しておくと、困ったときにすぐ見返せて便利です。一つずつ、焦らず読み進めてみてください。


    あわせて読みたい: ここでご紹介した内容を、体系立てて1冊で学びたい方には、拙著『60歳からのChatGPT超入門』『そのまま使える聞き方文例100』『60歳からのスマホ写真整理術』『60歳からのスマホ詐欺対策』(いずれもKindle)もおすすめです。

  • 病院で聞くことをスマホにメモしておく方法 — 「聞き忘れ」をなくす準備

    「診察室に入った途端、聞きたかったことを忘れてしまう」
    「先生を目の前にすると、緊張して質問できない」

    これは、多くの方が経験する悩みです。実は、スマホのメモ機能を使うだけで、この「聞き忘れ」はかなり防げます。この記事では、その準備の仕方をご紹介します。

    なぜ、病院で質問を忘れてしまうのか

    診察室という特別な空間では、緊張したり、先生に気を遣ったりして、普段どおりの頭の働きが難しくなります。これは誰にでも起こることで、決してあなたの記憶力の問題ではありません。

    対策は簡単です。事前に書き出しておき、その場で読み上げるだけ。 これだけで、緊張していても聞き忘れを防げます。

    スマホのメモに書き出す(受診前に)

    1. スマホの「メモ」アプリ(iPhoneなら「メモ」、Androidなら「メモ帳」や「Keep」など、最初から入っているアプリで十分です)を開く
    2. 思いついたときに、聞きたいことを箇条書きで書いていく

    思いついたそのときに書くのがコツです。診察の前日にまとめて考えようとすると、意外と思い出せないものです。

    書いておくと役立つ項目

    • 症状(いつから、どんなときに、どのくらいの強さで)
    • 今飲んでいる薬(お薬手帳を忘れた場合の控えにも)
    • 聞きたいこと(「この症状の原因は?」「日常生活で気をつけることは?」など)
    • 今の生活で困っていること(具体的に伝えると、的確なアドバイスをもらえます)

    音声入力を使えば、もっと簡単に

    文字を打つのが苦手な方は、メモアプリのマイクのマークを押して、話しかけるだけでメモが取れます。ふと気になったことを、その場ですぐ音声で残せるので便利です(音声入力の詳しい使い方は「スマホの音声入力の使い方」でもご紹介しています)。

    診察室では、スマホの画面を見せながら話す

    書き出したメモは、診察室でそのまま画面を見せながら質問すれば大丈夫です。「これを見ながらで失礼します」と一言添えれば、まったく問題ありません。多くの先生は、むしろ整理された質問を歓迎してくれます。

    先生の説明も、メモしておく

    聞くだけでなく、先生の説明もその場でメモしておくと、後から家族に伝えるときや、次の受診のときに役立ちます。「薬は1日2回、朝と夜」のような具体的な指示は、特に忘れやすいものです。

    音声入力を使えば、先生が話している間にサッと記録できます(録音は必ず一言断ってから。多くの病院では説明の録音を快く許可してくれます)。

    「メモを見ながら」で、まったく問題ありません

    年齢を重ねると「昔はメモなんてなくても大丈夫だったのに」と感じることもあるかもしれませんが、それは違います。忙しい診察室で、限られた時間を有効に使うための、賢い準備です。恥ずかしいことでは一切ありません。

    まとめ

    • 質問は、思いついたときにスマホのメモへ書き留めておく
    • 症状・薬・聞きたいこと・生活の困りごとを整理しておくと的確
    • 文字が苦手なら音声入力で
    • 診察室では画面を見せながら話してOK。先生の説明もメモを

    あわせて読みたい: メモや音声入力を含めたスマホの基本操作は、拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle)でもさらに詳しくご紹介しています。

  • 親のスマホを遠くから手伝う方法(画面共有のやり方)

    このサイトは主にスマホを使う方に向けて書いていますが、今日は少し違う角度から。離れて住む親御さんのスマホを、電話越しに手伝う方法をご紹介します。「口で説明してもうまく伝わらない」というお悩みに、画面共有はとても有効です。

    なぜ電話だけでは伝わらないのか

    「設定を開いて」「その下の……」——言葉だけの説明は、双方に同じ景色が見えていないと、驚くほどすれ違います。画面共有を使えば、あなたのスマホから相手の画面がそのまま見えるようになり、まるで隣に座って教えているような感覚で手伝えます。

    一番かんたんな方法: LINEの「画面共有」

    普段LINEを使っているなら、これが一番のおすすめです。

    1. 親御さんとのLINE通話を開始する(音声通話でもビデオ通話でもOK)
    2. 通話中の画面で「画面共有」のボタンを押してもらう(四角が重なったようなマークです)
    3. 親御さんの画面が、そのままあなたの画面に映る

    ここからは、あなたが景色を見ながら「そこを押してください」「もう少し下」と的確に案内できます。 親御さんに操作の負担が残るのは変わりませんが、迷わず進められるようになります。

    事前準備(親御さんに1回だけしてもらう)

    • LINEのアプリを最新版に更新しておいてもらう
    • 「画面共有」ボタンの場所を、落ち着いているときに一緒に確認しておく(いざ困ったときに探すのは大変なので)

    もっと踏み込んで手伝いたいときは: 「iPhoneを探す」「デバイスを探す」

    家族間で、お互いのスマホの状態を確認できる仕組みもあります。

    • iPhone同士: 「探す」アプリで家族を共有登録しておくと、電池残量なども確認できます
    • Android同士: Googleアカウントを家族グループに設定しておくと、同様の見守りができます

    これは「操作を手伝う」というより「見守る」ための機能で、設定には親御さんの同意と一緒の作業が必要です。プライバシーにも関わるので、家族でよく相談してから設定することをおすすめします。

    手伝うときの、3つの心がけ

    1. 急かさない — 電話の向こうで焦ると、余計に操作を間違えます。「大丈夫、ゆっくりで」を口癖に
    2. 一度に1つだけ — 手順を3つまとめて言わず、1つずつ確認しながら進める
    3. できたら褒める — 「できましたね!」のひとことが、次への安心につながります

    遠隔操作アプリは慎重に

    「画面を乗っ取って直接操作する」タイプの遠隔サポートアプリもありますが、これは信頼できる家族間でも、正体不明の相手からの誘導では絶対に使わないでください。「サポートします」と持ちかけて遠隔操作アプリを入れさせる手口は、詐欺の定番の型でもあります。家族間で使う場合も、都度きちんと声をかけ合って行いましょう。

    まとめ

    • 電話だけの説明はすれ違いやすい。LINEの画面共有が一番手軽で確実
    • 事前に「画面共有ボタンの場所」を一緒に確認しておくと、いざという時スムーズ
    • 手伝うときは「急かさない・一つずつ・褒める」
    • 遠隔操作アプリは、家族間でも都度の確認を忘れずに

    あわせて読みたい: 親御さん自身がスマホの困りごとを自分で解決できるようになる方法として、拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle・500円)もおすすめです。「家族に何度も聞くのは気が引ける」という方こそ、AIが良い相談相手になります。

  • スマホが遅い・固まる時の直し方 — 壊さず順番に試す7ステップ

    「画面を押しても反応しない」
    「最近、何をするにも動きがもっさりする」

    スマホの「遅い・固まる」は、実は順番どおりに試せば大半が直る症状です。しかも、これからご紹介する方法はすべて「壊す心配のない安全なもの」だけ。上から順に、直るまで試してください。

    ステップ1 少し待つ(30秒)

    固まったように見えて、実は裏で処理に時間がかかっているだけのことがあります。30秒だけ、何も押さずに待つ。連打すると逆に処理が渋滞します。

    ステップ2 アプリを閉じて開き直す(1分)

    特定のアプリだけおかしいなら、そのアプリを一度完全に閉じます。

    • iPhone: 画面の下から上に指をすべらせて途中で止める → 開いているアプリが並ぶ → 問題のアプリを上に払って閉じる → 開き直す
    • Android: 画面下の「」ボタン(または下から上へスワイプ)でアプリ一覧 → 上に払って閉じる → 開き直す

    ステップ3 再起動する(2分)— 一番効く万能薬

    「遅い・固まる」の特効薬は再起動です。 困ったらまず再起動、と覚えてください。

    • 電源ボタン(機種により+音量ボタン)を長押し →「スライドで電源オフ」→ 30秒待って電源を入れ直す
    • 画面が完全に固まって電源も切れないときは、強制再起動があります(機種ごとに方法が違うため、「機種名 強制再起動」で検索するか、後述のChatGPTに聞くのが早いです)

    再起動はデータが消えたりしません。毎日やっても大丈夫です。

    ステップ4 空き容量を確認する(3分)

    スマホの保存場所(ストレージ)がほぼ満杯だと、動きが目に見えて遅くなります。

    • iPhone: 設定 →「一般」→「iPhoneストレージ」
    • Android: 設定 →「ストレージ」

    残りが1割を切っていたら要注意。 写真の整理やアプリの削除で空きを作ると、動きが軽くなることが多いです(具体的な手順は当サイトの「容量がいっぱいです」と出たら最初にやること3つをどうぞ)。

    ステップ5 更新(アップデート)をためていないか(5分)

    アプリやスマホ本体の更新をためると、不具合や遅さの原因になります。

    • アプリ: App Store / Playストアを開き、たまっている更新をまとめて実行
    • 本体: 設定 →「一般」→「ソフトウェアアップデート」(iPhone)/ 設定 →「システム」→「システムアップデート」(Android)

    ※本体の更新は時間がかかるので、寝る前に充電しながら行うのがおすすめです。

    ステップ6 通信が遅いだけ、の可能性を疑う

    本体ではなく「インターネットが遅い」場合もあります。見分け方は簡単で、電卓やカメラなど通信を使わないアプリはサクサク動くのに、ネットだけ遅いならば通信側の問題です。

    • Wi-Fiのルーター(通信機器)の電源を入れ直す(コンセントを抜いて30秒→挿す)
    • 外出先なら、ギガの使い切りで速度制限中の可能性も(月末に遅くなるならほぼこれです)

    ステップ7 それでもだめなら、寿命の可能性

    購入から4〜5年たったスマホは、部品の性能が最近のアプリに追いつかず、何をしても遅いことがあります。電池の減りも早いなら、買い替えを検討する時期です。携帯会社の店舗で「動きが遅いので見てほしい」と相談すれば、点検してもらえます。

    まとめ(困ったらこの順番)

    1. 30秒待つ
    2. アプリを閉じて開き直す
    3. 再起動(一番効く)
    4. 空き容量を確認(残り1割以下なら整理)
    5. 更新をためない
    6. 通信側の問題も疑う(ルーター再起動)
    7. 4〜5年選手なら買い替え相談

    あわせて読みたい: 「自分の機種の強制再起動のやり方」のような機種ごとの疑問は、AIに聞くのが一番早い時代です。「私のスマホは〇〇。強制再起動の方法を教えて」と話しかけるだけ——その始め方は拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle・500円)でどうぞ。

  • スクリーンショットの撮り方と、たまった時の整理法(iPhone・Android)

    「この画面、あとで見たいのに、メモを取るのが大変」
    「孫に送ってもらった地図を、そのまま残しておきたい」

    そんなとき役立つのが「スクリーンショット」——いま見ている画面を、そのまま写真として保存する機能です。「画面の写真を撮る」と考えてください。この記事では撮り方と、便利な使い道、そして「撮りすぎてたまった」ときの整理法までご紹介します。

    撮り方: ボタンを2つ同時に押すだけ

    iPhoneの場合

    • 顔認証のiPhone(ホームボタンがない機種): 右側の電源ボタン + 音量を上げるボタンを同時に押す
    • ホームボタンがあるiPhone: 電源ボタン + ホームボタンを同時に押す

    「カシャ」と音がして、画面の隅に小さく撮った画像が表示されれば成功です。

    Androidの場合

    • 多くの機種: 電源ボタン + 音量を下げるボタンを同時に押す
    • うまくいかない機種は、電源ボタンを長押しして出るメニューに「スクリーンショット」がある場合もあります

    コツ

    「同時に押す」のが難しければ、片方を先に押さえたまま、もう片方をポンと押す感覚でOKです。撮った画像は「写真」アプリ(またはギャラリー)に自動で保存されます。

    こんな使い道があります

    1. 地図やお店の情報を保存 — 電波が悪い場所でも、撮っておけばいつでも見られます
    2. 予約の確認画面を残す — 病院・レストラン・切符の予約番号を撮っておけば安心
    3. エラーや変な画面を家族に見せる — 「変な表示が出た」を言葉で説明する代わりに、撮ってLINEで送れば一発です。スマホの相談ごとに、これほど便利な機能はありません
    4. LINEの大事なやりとりを保存 — 集合時間や住所などを撮っておく
    5. 操作手順の記録 — 設定を変える前の画面を撮っておけば、元に戻せます

    「撮りすぎてたまった」ときの整理法

    スクリーンショットは気軽に撮れる分、気づけば何百枚もたまり、大事な家族の写真に混ざって邪魔になりがちです。

    朗報: スクリーンショットは自動で1か所に集まっています。

    • iPhone: 「写真」アプリ →「アルバム」→ 下の方の「スクリーンショット
    • Android: 「フォト」または「ギャラリー」→「Screenshots」フォルダ

    ここを開けば、スクリーンショットだけが一覧で並びます。月に1回、この一覧を開いて「用済みのもの」をまとめて削除——これだけで、写真全体の整理がぐっと楽になります。地図、期限切れの予約、意味を忘れた画面……たいてい9割は消せます。

    ※削除したものは「最近削除した項目」(ゴミ箱)に30日残るので、間違えて消しても戻せます。安心してどうぞ。

    まとめ

    • 撮り方は「電源ボタン+音量ボタン」同時押し(機種で組み合わせが違うだけ)
    • 地図・予約・エラー画面の保存に大活躍。「変な画面を家族に相談」が一番のおすすめ用途
    • たまったら、写真アプリの「スクリーンショット」一覧から月1回まとめて削除

    あわせて読みたい: スクリーンショットを含む写真全体の整理と「容量がいっぱい」対策は、拙著『60歳からのスマホ写真整理術』(Kindle・近日発売)で1冊にまとめています。まずは当サイトの「容量がいっぱいです」と出たら最初にやること3つもどうぞ。

  • スマホの音声入力の使い方 — 文字を打たない入力術(話すだけで文章になります)

    「スマホの小さい文字盤を打つのが、とにかく苦手」
    「メッセージ1通に10分かかってしまう」

    その悩み、話すだけで解決します。いまのスマホの音声入力は驚くほど賢く、普通の速さで話しても、句読点まで含めてきちんと文字にしてくれます。この記事では、iPhone・Androidそれぞれの使い方と、上手に使うコツをご紹介します。

    音声入力とは? — 「話した言葉が、そのまま文字になる」機能

    キーボードの代わりに、スマホに向かって話すと、その内容が文字になって入力されます。LINEの返事も、メールも、検索も、メモも——文字を入力する場面なら、どこでも使えます

    「機械に話しかけるのは照れくさい」という方も多いのですが、一度使うと手放せなくなる方が続出する機能です。入力の速さは、慣れたキーボード入力の3倍以上になることもあります。

    iPhoneでの使い方

    1. LINEやメールなど、文字を入力する画面を開く
    2. キーボードの右下(または下部)にあるマイクのマークを押す
    3. スマホに向かって、普通の声で話す
    4. 話し終えたら、もう一度マイクのマークを押す(または「完了」)

    マイクが見当たらない場合: 設定 →「一般」→「キーボード」→「音声入力」をオンにしてください。

    Androidでの使い方

    1. 文字入力の画面でキーボードを表示する
    2. キーボードの上部か右上にあるマイクのマークを押す
    3. 話す → 自動で文字になる
    4. マイクをもう一度押して終了

    Androidの多くの機種では、Googleの音声入力が使われており、認識の精度は非常に高いです。

    上手に使う5つのコツ

    1. 句読点も声で言える — 「きょうはありがとう てん たのしかったです まる」と言うと「今日はありがとう、楽しかったです。」になります。改行は「かいぎょう」。慣れるととても便利です
    2. 少し区切って話す — 一文ずつ区切ると認識ミスが減ります。早口でも案外大丈夫です
    3. 間違いは後から直せばいい — 全部を音声で完璧にしようとせず、9割を音声で入れて、残りを指で直すのが一番速い使い方です
    4. 周りの騒音が大きい場所は苦手 — 静かな場所ほど正確です
    5. 人前では要点だけ — 電車の中などでは使いにくいので、家の中での長文作成に特に向いています

    こんな場面で威力を発揮します

    • LINEの返事: 「わかりました 明日の10時に駅で待ち合わせましょう」→ 3秒で入力完了
    • メモ: 買い物リスト、思いついたこと、病院で聞きたいことを話して残す
    • 検索: 検索窓のマイクを押して「近くの内科」と話すだけ
    • ChatGPTなどのAIとの会話: 質問を打つ代わりに話しかける——実はAI活用と音声入力は最高の相性です

    よくある質問

    Q. 方言でも大丈夫?
    かなり対応しています。強い方言は標準語寄りに話すと確実です。

    Q. 話した内容は誰かに聞かれている?
    音声はコンピューターが文字変換のために処理するもので、人が盗み聞きしているわけではありません。ただし、パスワードや口座番号などを声で入力するのは避けましょう(周囲の人に聞こえるためです)。

    まとめ

    • キーボードのマイクのマークを押して話すだけ
    • 「てん」「まる」「かいぎょう」も声で入力できる
    • 9割を音声で、仕上げだけ指で。これが最速
    • 静かな場所での長文作成に最適

    文字入力の苦手意識が消えると、スマホの世界は一気に広がります。まずは今日、家族へのLINEを1通、声で送ってみてください。


    あわせて読みたい: 音声入力と相性抜群なのがAIとの会話です。話しかけるだけで献立も手紙の文面も相談できる使い方を、拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle・500円)で丁寧に解説しています。

  • スマホの電池を長持ちさせる7つの習慣 — 今日からできる設定と、やらなくていい俗説

    「朝100%だったのに、夕方にはもう20%」
    「最近、電池の減りが早くなった気がする」

    スマホの電池の悩みは、実は設定を少し変えるだけでかなり改善します。この記事では、効果の大きい順に「7つの習慣」をご紹介します。難しい操作はありません。ついでに、昔よく言われた「実はやらなくていい俗説」も整理します。

    習慣1 画面を暗めにする(効果: 特大)

    スマホで一番電気を食うのは、通信でもアプリでもなく画面の明るさです。

    • 画面の上(機種により下)から指をすべらせて出てくる操作パネルに、太陽マークの明るさ調整バーがあります。少し下げるだけで持ちが目に見えて変わります
    • 「明るさの自動調節」はオンのままで構いません(周囲に合わせて上手に節約してくれます)

    習慣2 画面が消えるまでの時間を短くする(効果: 大)

    使い終わったあと、画面がつきっぱなしになっていませんか。

    • iPhone: 設定 →「画面表示と明るさ」→「自動ロック」→ 1分前後に
    • Android: 設定 →「ディスプレイ」→「画面消灯」(スリープ)→ 1分前後に

    習慣3 電池を食っているアプリを知る(効果: 大)

    犯人探しは、スマホ自身がやってくれます。

    • iPhone: 設定 →「バッテリー」を開くと、アプリ別の電池使用量が一覧で出ます
    • Android: 設定 →「バッテリー」→「バッテリー使用量」

    ここで上位にいる「ほとんど使っていないアプリ」があれば、削除するか、通知を切るだけでも改善します。

    習慣4 「低電力モード」を覚えておく(効果: 大)

    外出が長い日や、残りが心細いときの切り札です。

    • iPhone: 設定 →「バッテリー」→「低電力モード」をオン(電池マークが黄色になります)
    • Android: 設定 →「バッテリー」→「バッテリーセーバー」をオン

    性能を少し抑えて電池を長持ちさせる機能で、壊れる心配は一切ありません。普段からオンでも大丈夫です。

    習慣5 通知を整理する(効果: 中)

    通知が来るたびに画面が点灯し、電池を使います。ニュースアプリやゲームなど「別に急がない通知」は切ってしまいましょう。

    • 設定 →「通知」から、アプリごとにオン・オフできます
    • 迷ったら「画面に表示しないが、あとで開けば見られる」設定(バッジのみ等)がおすすめ

    習慣6 電波の悪い場所では機内モード(効果: 場面による)

    地下や山間部など電波が弱い場所では、スマホが電波を探し続けて電池を大きく消耗します。しばらく使わないなら「機内モード」にすると消耗を止められます(電話は受けられなくなるのでご注意を)。

    習慣7 充電は「こまめに」でOK(俗説の整理)

    最後に、昔の常識のアップデートを。

    • ❌「使い切ってから充電しないと電池が弱る」→ 今のスマホには当てはまりません。 むしろ0%まで使い切るほうが電池に負担です。こまめな充電で大丈夫
    • ❌「充電しながら使うと爆発する」→ 通常の使い方なら心配ありません。ただし布団の中など熱がこもる場所での充電は避けてください(熱が電池の一番の敵です)
    • ⭕ 純正品または信頼できるメーカーの充電器を使う。膨らんだ電池・異常に熱い本体は、迷わず携帯会社の店舗へ

    それでも1日持たないなら

    電池は消耗品で、2〜4年使うと確実にへたります。設定を全部やっても1日持たない場合は、電池交換(数千円〜)か買い替えの時期です。iPhoneなら設定→「バッテリー」→「バッテリーの状態」で「最大容量」が確認でき、80%を切っていたら交換どきの目安です。

    まとめ

    1. 画面を暗めに(一番効く)
    2. 自動ロックは1分に
    3. 電池を食うアプリを確認
    4. 低電力モードを常用してOK
    5. 急がない通知は切る
    6. 電波の悪い場所では機内モード
    7. 充電はこまめでOK。熱だけ避ける

    あわせて読みたい: 「電池の減りが早い」のような疑問をその場でAIに聞けるようになると、スマホの困りごとのほとんどは自分で解決できます。拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle)では、その聞き方をいちばんやさしく解説しています。