「お客様のアカウントは停止されました。ご確認ください」
「お支払い情報に問題があります。24時間以内に更新してください」
こんなショートメッセージ(SMS)が突然届いて、ドキッとしたことはありませんか。大手通販や銀行、宅配業者の名前で届くので、本物にしか見えません。
先に結論です。この種のSMSは、ほぼすべて偽物です。 この記事では、3秒でできる見分け方と、本物かどうかを安全に確かめる方法をご紹介します。
なぜ「ほぼ偽物」と言い切れるのか
理由は単純です。大手企業は、SMSに「ログインページへのリンク」を載せて緊急連絡をしてくることが、まずないからです。
本当にアカウントに問題があれば、企業は公式アプリの通知やお知らせ欄に表示します。「SMSのリンクから今すぐログインして」という誘導そのものが、偽物の証拠と考えてほぼ間違いありません。
偽SMSの目的は1つ。リンク先の本物そっくりの偽ログイン画面で、あなたのIDとパスワード、カード番号を入力させることです。
押す前の「3秒チェック」
届いたSMSを、3つの点で眺めてください。
その1 送り主の番号(1秒)
- 見知らぬ携帯番号(090・080など)から大企業を名乗る連絡 → 偽物
- 「+」から始まる海外番号 → 偽物
- ※ただし、正規の番号そっくりに偽装される場合もあるので「番号が正しそうだから本物」とは判断しないこと
その2 急がせる言葉(1秒)
「24時間以内」「本日中」「至急」——期限で焦らせる文面は、それだけで疑って構いません。 本物の企業は、SMS一通の期限であなたを追い込みません。
その3 リンクの文字列(1秒)
リンクの綴りをよく見てください。企業名の綴りが微妙に違う(amaz0n、rakutenn など)、見たことのない文字列が続く——偽サイトの典型です。
本物かどうか、安全に確かめる唯一の方法
3秒チェックで判断がつかなくても、大丈夫。確かめ方はいつも同じです。
SMSのリンクは押さず、いつも使っている公式アプリを自分で開く。
本当にアカウントに問題があれば、アプリを開けば必ず表示があります。何もなければ、そのSMSは偽物です。これだけで100%安全に確認できます(リンクさえ押さなければ、SMSは届いただけでは無害です)。
押してしまった・入力してしまったときは
- リンクを押して、ページを見ただけ → 何も入力していなければ、まず大丈夫。ページを閉じてSMSを削除してください
- IDとパスワードを入力してしまった → 本物のサービスを自分で開き、すぐにパスワードを変更。同じパスワードを他でも使っていたら、そちらも変更
- カード番号を入力してしまった → カード裏面の電話番号へすぐ連絡(24時間対応)。利用停止と再発行を依頼
- 不安が残るときは、消費者ホットライン 188(いやや)へ。無料で相談に乗ってくれます
迷惑SMSを減らす設定
- 各携帯会社の「迷惑SMSブロック」機能を有効に(無料。店舗でも設定してもらえます)
- iPhoneは 設定→「アプリ」→「メッセージ」→「不明な差出人をフィルタ」をオンにすると、知らない相手からのSMSが別の一覧に分けられます
まとめ
- 「アカウント停止」「支払い確認」のSMSは、ほぼ偽物
- 見分けは3秒: 知らない番号・急がせる言葉・怪しい綴り
- 確かめ方は1つだけ: リンクを押さず、自分で公式アプリを開く
- 入力してしまったら: パスワード変更→カード会社→188
「不安にさせて、急がせるものは、ぜんぶ疑う」。この合言葉さえ覚えておけば、偽SMSはただの迷惑な紙切れと同じです。
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