「通帳記帳のために、わざわざ銀行やATMまで行くのが大変」
「振込のたびに窓口に並ぶのは、時間がかかる」
スマホの**銀行アプリ(ネットバンキング)**を使えば、こうした手間の多くが、自宅にいながら済ませられます。この記事では、基本的な使い方と、安全に使うための注意点をご紹介します。
ネットバンキングとは
お使いの銀行の公式アプリをスマホに入れることで、残高確認・入出金明細・振込などが、画面の中でできるようになる仕組みです。
始め方
- お使いの銀行の名前で検索し、公式アプリを入れる(「(銀行名) アプリ」で検索すると見つかります)
- アプリを開き、案内に従って利用登録をする(キャッシュカードの番号や、通帳の情報が必要になることが多いです)
- 分からない場合は、銀行の窓口で「スマホアプリの登録を手伝ってください」と伝えれば、その場で教えてもらえます
できること
- 残高確認: 通帳記帳をしなくても、いつでも残高が見られます
- 入出金明細: いつ、いくら引き落とされたか、履歴で確認できます
- 振込: 銀行に行かずに、振込ができます(手数料が窓口より安くなることもあります)
- 通知設定: お金の出入りがあったときに、その都度お知らせしてくれる機能もあります
安全に使うための、3つの約束
ネットバンキングは便利な反面、狙われやすいのも事実です。次の約束を必ず守ってください。
1. パスワードは、他のアプリと使い回さない
銀行専用の、他では使っていないパスワードを設定しましょう。
2. メールやSMSのリンクからログインしない
「口座に異常があります」というメールやSMSが届いても、そこに書かれたリンクは絶対に押さないでください。 銀行の公式アプリを、自分で開いて確認するのが、唯一安全な方法です。詳しくは「「アカウントが停止されました」SMSの見分け方」もあわせてご覧ください。
3. 画面ロックを必ず設定する
スマホ本体に、顔認証や指紋認証、暗証番号でのロックを必ずかけておきましょう。これがすべての土台になります。
振込の操作を、電話で指示されたら要注意
「還付金があるのでATMやスマホで手続きしてください」という電話は、詐欺の定番の手口です。 銀行や役所が、電話で振込やアプリの操作を指示することはありません。このような電話があったら、その場では何もせず、家族に相談するか、消費者ホットライン188に連絡してください。
不安なら、無理に使わなくても大丈夫
ネットバンキングは便利ですが、必須ではありません。 通帳記帳や窓口での手続きに慣れていて、それで困っていないなら、無理に切り替える必要はありません。「振込の回数が多くて大変」「残高をこまめに確認したい」など、具体的な不便を感じたときに検討すれば十分です。
まとめ
- 銀行の公式アプリで、残高確認・振込などが自宅からできる
- パスワードは使い回さない、画面ロックを必ず設定する
- メールやSMSのリンクからはログインしない
- 電話での振込・操作の指示は、100%詐欺と考えてよい
- 無理に使う必要はなく、必要を感じたときに始めればいい
あわせて読みたい: お金にまつわる詐欺の手口を体系的に知っておきたい方には、拙著『60歳からのスマホ詐欺対策』(Kindle)もおすすめです。
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