SNSやマッチングアプリ、あるいは間違い電話のようなメッセージがきっかけで知り合った相手と、やり取りを重ねるうちに、投資話や送金を持ちかけられる——こうした被害の相談が、近年とても増えています。この記事では、代表的な手口と、身を守る考え方をご紹介します。
手口の基本パターン
- SNSやアプリで、感じの良い相手からメッセージが届く
- 毎日のように優しいやり取りが続き、数週間〜数ヶ月かけて信頼関係を築く
- ある時点で、「良い投資話がある」「家族が急病で送金が必要」といった話が出てくる
- 最初は少額、うまくいくと徐々に高額な送金を求められる
この「時間をかけて信頼させる」というのが、最大の特徴です。詐欺と聞いて想像する「怪しい即席の話」とは違い、本物の恋愛や友情のように感じられるため、気づきにくいのです。
鉄則: 「会ったことのない人」と「お金」が結びついたら、100%疑う
これが、覚えておいていただきたい一番の合言葉です。
- 直接会ったことがない
- ビデオ通話でも、なぜか顔を見せない、または画質が悪くて確認できない
- 「海外にいる」「仕事の都合で会えない」という理由が続く
こうした相手から、投資・送金・個人情報の話が出たら、その時点で強く警戒してください。
よくある口実
- 「暗号資産(仮想通貨)で確実に儲かる方法がある」
- 「あなただけに教える、特別な投資情報」
- 「今は忙しくて会えないが、いずれ結婚したい」に続く「家族の医療費が必要」
- 「専用のアプリ(投資アプリ)に登録して、送金してほしい」
「確実に儲かる」「あなただけ特別」という言葉は、詐欺の強いサインです。 本当に確実な投資など、存在しません。
見分けるための3つの確認
- 実際に会ったことがあるか(一度も会っていない相手からの送金依頼は、理由を問わず疑う)
- 急かされていないか(「今すぐ」「このチャンスを逃さないで」という言葉があれば要注意)
- 誰かに相談できているか(「他の人には内緒に」と言われたら、それ自体が危険信号)
家族や友人に、思い切って相談を
こうした関係は、本人が「恥ずかしい」「バカにされたくない」と感じて、誰にも相談できないまま進んでしまうことが多いのが特徴です。
しかし、周りの人ほど冷静に状況を見られます。「最近仲良くしている人がいるの」という話を、家族や友人にしてみるだけでも、危険に気づくきっかけになります。
もし、すでにお金を送ってしまっていたら
- 自分を責めないでください。巧妙な手口による被害は、誰にでも起こり得ます
- すぐに、消費者ホットライン188に相談してください
- 振込であれば、銀行に連絡し「振り込め詐欺救済法」の手続きができないか確認してください
- 警察相談専用電話**#9110**も利用できます
予防のためにできること
- SNSやアプリで知り合った相手とは、お金の話が一切出ない関係を保つ
- プロフィール写真だけで信じない(画像検索で、他のサイトで同じ写真が使われていないか確認する方法もあります)
- 「投資」「送金」「アプリへの登録」を持ちかけられたら、まず立ち止まる
まとめ
- SNSやアプリで知り合った相手が、時間をかけて信頼させた後に投資や送金を求めるのが典型的な手口
- 「会ったことのない人」と「お金」が結びついたら、理由を問わず疑う
- 「確実に儲かる」「あなただけ特別」「他言無用」は、詐欺の強いサイン
- 一人で抱え込まず、家族や友人、188に相談する
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