LINEのなりすまし「プリペイドカード買って」の正体 — 家族や友人になりすます手口

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「友人からLINEで『コンビニでプリペイドカードを買ってきて』と頼まれた。急ぎらしいけど、なんだか変」

その違和感、正しいです。これはLINEアカウントの「乗っ取り」による、詐欺の定番の手口です。この記事では、その正体と、見分け方、そして万一のときの対処をご説明します。

何が起きているのか

友人や家族のLINEアカウントが、何らかの方法で他人に乗っ取られてしまうことがあります。乗っ取った相手は、その人になりすまして、あなたを含む友だちリストの人たちに一斉にメッセージを送ります。

「ごめん、急にお金が必要になって」
「コンビニでiTunesカード(またはGoogle Playカード)を買って、裏の番号を写真で送ってほしい」
「あとで必ず返すから」

文面は、いかにも本人が困っているように書かれています。しかし、これは乗っ取った他人が書いたメッセージです。

なぜ「プリペイドカード」なのか

プリペイドカード(コンビニで買える、電子マネーやアプリ内で使えるカード)は、カード裏面の番号(コード)さえ分かれば、誰でもその金額を使えてしまうという性質があります。銀行振込と違って足がつきにくく、詐欺師に好まれる手口です。

「プリペイドカードを買って、番号の写真を送って」という頼みごとは、差出人が誰であれ、100%詐欺と考えて構いません。 本物の友人・家族が、この方法でお金を頼むことはまずありません。

見分け方: 3つのチェック

  1. 「お金」「カード」「番号を送って」が出てきた瞬間、疑う
  2. 文面が、いつものその人らしくない(妙に丁寧、または妙にぶっきらぼう)
  3. 「今すぐ」「誰にも言わないで」と急かし、口止めする

特に3番目の「誰にも言わないで」は要注意です。本物の頼みごとに、口止めは必要ありません。

確認する、たった1つの方法

LINEで返信せず、電話をかけてください。 それも、**LINEの通話機能ではなく、いつも使っている電話(またはLINE以外の連絡手段)**で。

乗っ取られたアカウントに返信しても、相手に届くだけで意味がありません。本人の携帯電話番号に直接電話をかければ、一発で真偽が分かります。「さっきLINEでお金の話が来たけど、本当?」と聞くだけです。

もし自分のLINEが乗っ取られていたら

  • 心当たりのないログイン通知が来ていないか確認する
  • すぐにパスワードを変更する
  • LINEの設定で「ログイン許可」をオフにする、または他の端末からのログイン履歴を確認する
  • 友だちに「乗っ取られたので、お金の話は無視してください」と、別の手段(電話など)で知らせる

家族・友人との「お守り」の約束

  • お金の話が来たら、一度電話で確認するを、家族・友人との共通ルールにしておく
  • 「合言葉」を決めておくのも有効です(拙著でも詳しくご紹介しています)

まとめ

  • LINEのなりすましは、アカウントの乗っ取りによるもの
  • 「プリペイドカードを買って、番号を送って」は100%詐欺
  • 確認は**LINE以外の方法(電話)**で本人に直接
  • 「誰にも言わないで」という口止めは、詐欺の合図

「不安にさせて、急がせるものは、ぜんぶ疑う」——これはLINEのなりすましにも、そのまま当てはまります。


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