投稿者: hinatayuki

  • ChatGPTって何? 60代のための3分解説 — 「何でも相談できる、気の長い話し相手」です

    テレビや新聞で毎日のように見かける「ChatGPT(チャットジーピーティー)」という言葉。「AIらしい」ことは分かるけれど、結局それが何で、自分に関係があるのか——3分で分かるように説明します。

    ひとことで言うと

    ChatGPTは、文章で質問すると、文章で答えてくれる相談相手です。スマホに入れて使う無料のサービス(アプリ)で、アメリカのOpenAI(オープンエーアイ)という会社が作っています。

    たとえば、こんなことを聞けます。

    「冷蔵庫に豚肉と白菜があります。夕食のおかずを教えて」
    「孫の入学祝いに添える手紙の文面を考えて」
    「スマホの文字を大きくする方法を、ゆっくり教えて」

    すると、数秒であなたの事情に合わせた答えが文章で返ってきます。

    検索と何が違うの?

    インターネット検索は「探す道具」です。「白菜 レシピ」と調べると、料理サイトがずらりと並び、そこから自分で選んで読む必要があります。

    ChatGPTは「相談する相手」です。「歯が丈夫でないので柔らかい料理がいい」「塩分控えめで」と事情を伝えれば、あなた用の答えを作ってくれます。答えに注文を付けると(「もっと簡単に」「別の案を」)、何度でも作り直してくれます。

    この「事情をくんでくれる」「何度聞いても嫌な顔をしない」が、検索との一番の違いです。

    よくある3つの心配に、先に答えます

    Q1. 難しくないの?
    LINEが使えれば使えます。画面はLINEとほぼ同じで、下の欄に文字を打って送るだけ。文字を打つのが苦手なら、マイクのマークを押して話しかけるだけでも使えます。

    Q2. お金はかかるの?
    基本は無料です。有料プランもありますが、日常の相談には無料版で十分です。

    Q3. 危なくないの?
    道具として安全です。ただし2つだけ約束があります。①住所・口座番号などの個人情報は入力しない ②健康やお金の「大事な決断」は、AIではなく専門家と相談する。AIはときどき、もっともらしい間違いを言うからです。この2つを守れば、怖いものではありません。

    60代からこそ、向いている理由

    意外に思われるかもしれませんが、ChatGPTは人生経験が豊かな人ほど上手に使えます。理由は、「何を聞くか」の引き出しが多いから。料理、庭仕事、手紙の作法、旅の計画——聞きたいことがたくさんある人ほど、この道具は役に立ちます。

    「家族に同じことを何度も聞くのは気が引ける」という方にも向いています。ChatGPTは百回同じことを聞いても、嫌な顔をしません。

    始めてみたくなったら

    始め方は3ステップです。

    1. App Store(iPhone)またはPlayストア(Android)で「ChatGPT」を検索
    2. 開発元が「OpenAI」であることを確認して入手(そっくりの偽アプリがあるため、ここだけ注意)
    3. メールアドレスで登録して、挨拶から話しかけてみる

    最初のひとことは、これがおすすめです。

    「こんにちは。今日からChatGPTを始めた60代です。私にもできそうな使い方を5つ、やさしい言葉で教えて」

    まとめ

    • ChatGPTは「文章で答えてくれる、気の長い相談相手」
    • 検索は探す道具、ChatGPTは相談する相手
    • LINEが使えれば使える。無料。話しかけるだけでもOK
    • 個人情報を入れない・大事な決断は専門家と。この2つだけ守る

    もっと詳しく: 導入のつまずきやすい所から、暮らしで役立つ12の場面、安全に使う5つの約束まで、この記事の内容を1冊で丁寧に解説したのが拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle・500円/Kindle Unlimited読み放題対象)です。スマホの画面を想像しながら読めるよう、手順を一つずつ書いています。

  • 孫の写真を家族みんなで見る「共有アルバム」の作り方(iPhone・Android)

    「孫の写真、LINEで送ってもらうけど、あとで探すのが大変」
    「旅行の写真を、家族みんなに一度に見せたい」

    そんなときに便利なのが「共有アルバム」です。家族だけが見られる写真の掲示板のようなもので、誰かが写真を入れると、全員がいつでも見られます。LINEで1枚ずつ送り合うより、ずっと楽です。

    共有アルバムとは? — 「家族専用の写真の回覧板」

    たとえるなら、家族だけが開けられる写真の回覧板です。

    • 娘さんが孫の運動会の写真を入れる → あなたのスマホからいつでも見られる
    • あなたが旅行の写真を入れる → 家族みんなが見られる
    • 入れた写真は自動で1か所にまとまるので、探す手間がない

    招待された人しか見られないので、他人に見られる心配はありません。

    iPhone同士の場合: 「共有アルバム」機能

    準備(最初の1回だけ)

    1. 「設定」→ 一番上の自分の名前 →「iCloud」→「写真」→「共有アルバム」がオンになっているか確認
    2. 「写真」アプリを開き、「アルバム」の左上の「+」→「新規共有アルバム
    3. アルバムに名前を付ける(例: 「まごのアルバム」)
    4. 「宛先」に家族を選んで招待を送る

    使い方

    • 写真を選んで共有ボタン(四角に↑)→「共有アルバムに追加」
    • 家族が追加した写真には、コメントや「いいね」も付けられます

    Androidや、iPhoneとAndroidが混ざっている場合: 「Googleフォト」

    家族の機種がバラバラなら、Googleフォトの共有アルバムが便利です(iPhoneでもAndroidでも使えます)。

    1. 「Googleフォト」アプリを開く(Androidは最初から入っていることが多い。iPhoneはApp Storeから無料で入手)
    2. 下の「コレクション」(または「ライブラリ」)→「+ 新しいアルバム
    3. 名前を付けて、写真を選ぶ
    4. 共有ボタンから家族を招待(LINEで招待リンクを送るのが簡単です)

    LINEしか使わない家族には: 「LINEアルバム」

    家族の連絡がすべてLINEなら、LINEのアルバム機能が一番身近です。

    1. 家族のトーク(またはグループトーク)を開く
    2. 右上の「≡」→「アルバム」→「+」でアルバム作成
    3. 写真を選んで作成

    LINEアルバムの良いところは、通常のトークで送った写真と違い、保存期間の制限なく残ること。大事な写真はトークに流すのではなく、アルバムに入れるのがおすすめです。

    どれを選べばいい? かんたん比較

    家族の状況 おすすめ
    全員iPhone iPhoneの共有アルバム
    機種がバラバラ Googleフォト
    連絡は全部LINE LINEアルバム

    迷ったら、普段いちばん使っている連絡手段に合わせるのが正解です。家族に「どれがいい?」と聞いてみるのも、良い会話のきっかけになります。

    1つだけ注意: 招待リンクの扱い

    共有アルバムの招待リンクを持っている人は、誰でもアルバムを見られます。招待リンクを家族以外に転送しないこと、SNSなどに貼らないことだけ、家族で確認しておきましょう。

    まとめ

    • 共有アルバムは「家族専用の写真の回覧板」。1枚ずつ送り合うより断然楽
    • iPhone同士なら共有アルバム、混在ならGoogleフォト、LINE中心ならLINEアルバム
    • 大事な写真はトークに流さず、アルバムへ
    • 招待リンクは家族以外に渡さない

    あわせて読みたい: 「そもそもスマホの中の写真がたまりすぎて、どれを共有すればいいか分からない」という方は、まず整理から。拙著『60歳からのスマホ写真整理術』(Kindle・近日発売)で、消さずに整理する方法を丁寧に解説しています。

  • QRコード決済って安全なの? 仕組みをたとえ話で — 現金派のための、こわくない入門

    コンビニのレジで、スマホをかざしてピッと支払う人を見かけて、「便利そうだけど、なんだか怖い」と感じたことはありませんか。

    「スマホを落としたら、お金を全部取られるのでは?」
    「仕組みが分からないものにお金を預けるのは不安」

    もっともな心配です。この記事では、QRコード決済の仕組みをたとえ話で説明したうえで、「現金より危ないのか?」に正直にお答えします。

    仕組み: 「チャージ式のプリペイドカード」と同じ

    QRコード決済(PayPay、楽天ペイ、d払いなど)は、難しく見えて、実は昔からあるデパートの商品券やSuicaと同じ「前払い」の仕組みです。

    1. 銀行口座やコンビニのレジから、アプリに**お金をチャージ(入金)**しておく
    2. 支払うときは、アプリに表示されるバーコードを店員さんに見せる(またはお店のQRコードを読み取る)
    3. チャージ残高から代金が引かれる

    つまりスマホの中に「小さな財布」がもう一つできて、そこに入れた分だけ使える——それだけのことです。

    「スマホを落としたら全部取られる?」への答え

    ここが一番の心配だと思います。答えは「現金の財布を落とすより、むしろ安全」です。理由は3つ:

    1. スマホ自体に鍵がかかっている — 顔認証や暗証番号を突破しないと、アプリを開けません
    2. 遠隔で止められる — 落としたと気づいたら、パソコンや家族のスマホから利用停止できます。現金の財布は、落としたら戻りません
    3. 補償制度がある — 大手の決済アプリは、不正利用された場合の補償制度を設けています(現金には補償がありません)

    それでも守ってほしい、3つの約束

    安全に使うための注意点も、正直にお伝えします。

    1. チャージは少額から — 最初は3,000〜5,000円だけ入れておく使い方で十分。「小銭入れ」感覚で始めましょう
    2. スマホの画面ロックは必ず設定 — 顔認証か指紋認証、なければ暗証番号を。これがすべての土台です
    3. 「送金」の頼みは詐欺を疑う — 「QRコードを送るから読み取って」「ポイントをあげるから操作して」という電話・メッセージは、ほぼ100%詐欺です。決済アプリの操作を電話で指示されたら、即座に切ってください

    現金派のままでも、まったく問題ありません

    最後に大事なことを。QRコード決済は「使わないと損」なものではありません。ポイント還元は魅力ですが、現金の安心感には現金の価値があります。

    おすすめは「まず1つだけ、少額で試す」こと。よく行くスーパーやコンビニで使えるものを1つ選び、3,000円だけチャージして1ヶ月使ってみる。合わなければやめればいいだけです(チャージ残高は使い切ればゼロ円で終了できます)。

    まとめ

    • 仕組みは「チャージ式の小さな財布」。昔の商品券やSuicaと同じ前払い
    • 落としても、画面ロック+遠隔停止+補償で、現金の財布より守りは厚い
    • チャージは少額から。画面ロックは必須。電話でアプリ操作を指示されたら詐欺
    • 使わない選択も立派な選択。試すなら「1つだけ・少額で」

    あわせて読みたい: 「電話でアプリの操作を指示されたら詐欺」——このような手口の見分け方を1冊にまとめた拙著『60歳からのスマホ詐欺対策』(Kindle)も、近日発売予定です。まずは既刊『60歳からのChatGPT超入門』で、分からないことをAIに気軽に聞ける生活を始めてみませんか。

  • 迷惑メールを減らす設定と、開いてしまった時の対処 — 無視・削除・ブロックの3原則

    「毎日、身に覚えのないメールが何通も届く」
    「うっかり開いてしまった。大丈夫かしら……」

    迷惑メールは、誰のところにも届きます。あなたのスマホが狙われているわけでも、何かを間違えたわけでもありません。この記事では、迷惑メールを減らす設定と、開いてしまったときの正しい対処を、順番にご説明します。

    まず安心してください: 「開いただけ」なら、ほぼ無害です

    いちばん多い心配からお答えします。迷惑メールは、開いて読んだだけなら、まず被害は出ません。

    危険が生まれるのは、次の3つをしたときだけです。

    1. メールの中のリンク(青い文字やボタン)を押す
    2. 添付ファイルを開く
    3. 返信したり、個人情報を入力したりする

    逆に言えば、「開いてしまった!」と気づいた時点で閉じれば、何も起きていません。落ち着いていきましょう。

    迷惑メールの3原則: 無視・削除・ブロック

    原則1 無視する(返信しない・「配信停止」も押さない)

    迷惑メールの下のほうにある「配信停止はこちら」——親切に見えますが、押してはいけません。押すと「このアドレスは人間が読んでいる」と伝わり、逆に迷惑メールが増えます。本物の企業のメルマガ以外、配信停止リンクは罠と考えてください。

    原則2 削除する

    読まずに削除で構いません。ためこむと本物のメールが埋もれます。

    原則3 ブロック・報告する

    多くのメールアプリには「迷惑メールとして報告」機能があります。

    • Gmail: メールを開いて右上の「︙」→「迷惑メールを報告」。以後、同種のメールは自動で迷惑メールフォルダへ
    • iPhoneのメール: 差出人名を押す→「この連絡先を受信拒否
    • キャリアメール(docomo・au・ソフトバンク): 各社の「迷惑メールフィルター」設定を強めにできます。設定方法は各社の店舗でも無料で教えてくれます

    迷惑メールを「減らす」3つの設定

    1. キャリアの迷惑メールフィルターを有効にする — 各社とも無料で、効果は大きいです。「(キャリア名) 迷惑メール 設定」で調べるか、店舗で「迷惑メールフィルターを強くしてください」と伝えれば設定してもらえます
    2. メールアドレスをむやみに登録しない — 懸賞サイトや無料アプリの登録に使うと、そこから流れることがあります。登録用には無料のGmailをもう1つ作って使い分けるのも手です
    3. アドレスを推測されにくくする — キャリアメールのアドレスが単純(名前+誕生日など)だと、機械的に総当たりで送られてきます。あまりにひどい場合はアドレス変更も選択肢です

    こんなメールは「本物かも」と迷ったら

    「Amazonからの請求」「銀行からの重要なお知らせ」——本物そっくりのメールこそ危険です。見分けの合言葉はこれです。

    メールのリンクからは行かない。自分でアプリや公式サイトを開く。

    本当に大事な用件なら、公式アプリやサイトのお知らせ欄に必ず同じ内容があります。なければ、そのメールは偽物です。

    開いた「後」にしてしまったことがある場合

    • リンクを押しただけ → 開いたページで何も入力していなければ、まず大丈夫です
    • パスワードやカード番号を入力した → 本物のサービスで即パスワード変更。カードはカード会社(裏面の番号)へ連絡して停止・再発行を
    • 添付ファイルを開いてしまった → スマホでは被害に至らないことが多いですが、動作がおかしい場合は携帯会社の店舗へ。不安なら消費者ホットライン188に相談を(無料・親身です)

    まとめ

    • 開いただけなら無害。押さない・開かない・入力しない
    • 「配信停止」リンクは押さない(逆効果)
    • 対処は無視・削除・ブロックの3原則
    • 減らすにはキャリアの迷惑メールフィルターが一番効く
    • 本物か迷ったら、メールからではなく自分で公式を開いて確認

    あわせて読みたい: 迷惑メールの先にある「なりすまし」「偽警告」「当選詐欺」など、スマホの詐欺には決まった型があります。拙著『60歳からのスマホ詐欺対策』(Kindle)で、5つの型の見分け方と万一の応急処置を1冊にまとめています。ご家族への贈り物にもどうぞ。

  • スマホの電池を長持ちさせる7つの習慣 — 今日からできる設定と、やらなくていい俗説

    「朝100%だったのに、夕方にはもう20%」
    「最近、電池の減りが早くなった気がする」

    スマホの電池の悩みは、実は設定を少し変えるだけでかなり改善します。この記事では、効果の大きい順に「7つの習慣」をご紹介します。難しい操作はありません。ついでに、昔よく言われた「実はやらなくていい俗説」も整理します。

    習慣1 画面を暗めにする(効果: 特大)

    スマホで一番電気を食うのは、通信でもアプリでもなく画面の明るさです。

    • 画面の上(機種により下)から指をすべらせて出てくる操作パネルに、太陽マークの明るさ調整バーがあります。少し下げるだけで持ちが目に見えて変わります
    • 「明るさの自動調節」はオンのままで構いません(周囲に合わせて上手に節約してくれます)

    習慣2 画面が消えるまでの時間を短くする(効果: 大)

    使い終わったあと、画面がつきっぱなしになっていませんか。

    • iPhone: 設定 →「画面表示と明るさ」→「自動ロック」→ 1分前後に
    • Android: 設定 →「ディスプレイ」→「画面消灯」(スリープ)→ 1分前後に

    習慣3 電池を食っているアプリを知る(効果: 大)

    犯人探しは、スマホ自身がやってくれます。

    • iPhone: 設定 →「バッテリー」を開くと、アプリ別の電池使用量が一覧で出ます
    • Android: 設定 →「バッテリー」→「バッテリー使用量」

    ここで上位にいる「ほとんど使っていないアプリ」があれば、削除するか、通知を切るだけでも改善します。

    習慣4 「低電力モード」を覚えておく(効果: 大)

    外出が長い日や、残りが心細いときの切り札です。

    • iPhone: 設定 →「バッテリー」→「低電力モード」をオン(電池マークが黄色になります)
    • Android: 設定 →「バッテリー」→「バッテリーセーバー」をオン

    性能を少し抑えて電池を長持ちさせる機能で、壊れる心配は一切ありません。普段からオンでも大丈夫です。

    習慣5 通知を整理する(効果: 中)

    通知が来るたびに画面が点灯し、電池を使います。ニュースアプリやゲームなど「別に急がない通知」は切ってしまいましょう。

    • 設定 →「通知」から、アプリごとにオン・オフできます
    • 迷ったら「画面に表示しないが、あとで開けば見られる」設定(バッジのみ等)がおすすめ

    習慣6 電波の悪い場所では機内モード(効果: 場面による)

    地下や山間部など電波が弱い場所では、スマホが電波を探し続けて電池を大きく消耗します。しばらく使わないなら「機内モード」にすると消耗を止められます(電話は受けられなくなるのでご注意を)。

    習慣7 充電は「こまめに」でOK(俗説の整理)

    最後に、昔の常識のアップデートを。

    • ❌「使い切ってから充電しないと電池が弱る」→ 今のスマホには当てはまりません。 むしろ0%まで使い切るほうが電池に負担です。こまめな充電で大丈夫
    • ❌「充電しながら使うと爆発する」→ 通常の使い方なら心配ありません。ただし布団の中など熱がこもる場所での充電は避けてください(熱が電池の一番の敵です)
    • ⭕ 純正品または信頼できるメーカーの充電器を使う。膨らんだ電池・異常に熱い本体は、迷わず携帯会社の店舗へ

    それでも1日持たないなら

    電池は消耗品で、2〜4年使うと確実にへたります。設定を全部やっても1日持たない場合は、電池交換(数千円〜)か買い替えの時期です。iPhoneなら設定→「バッテリー」→「バッテリーの状態」で「最大容量」が確認でき、80%を切っていたら交換どきの目安です。

    まとめ

    1. 画面を暗めに(一番効く)
    2. 自動ロックは1分に
    3. 電池を食うアプリを確認
    4. 低電力モードを常用してOK
    5. 急がない通知は切る
    6. 電波の悪い場所では機内モード
    7. 充電はこまめでOK。熱だけ避ける

    あわせて読みたい: 「電池の減りが早い」のような疑問をその場でAIに聞けるようになると、スマホの困りごとのほとんどは自分で解決できます。拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle)では、その聞き方をいちばんやさしく解説しています。

  • 突然の「ウイルスに感染しました」警告は本物?— 慌てず閉じるだけでいい理由

    インターネットでニュースやレシピを見ていたら、突然——

    「ウイルスが検出されました!」
    「あなたのスマホは危険な状態です。今すぐ対処してください」

    大きな警告音とともに、赤い画面。心臓が縮み上がりますよね。

    先に結論をお伝えします。その警告は、ほぼ100%ニセモノです。あなたのスマホは感染していません。 この記事では、なぜそう言い切れるのか、そしてどう対処すればいいのかをご説明します。

    なぜ「ニセモノ」と言い切れるのか

    理由は単純で、本物のウイルス検出は、ホームページの画面上には表示されないからです。

    あなたが見ていたのはインターネットの1ページ。ページの作り手は、そこにどんな絵でも文字でも表示できます。つまりあの赤い警告画面は、「ウイルスに感染しました」という文字と絵が描かれた、ただのページなのです。チラシに「あなたの家は火事です」と書いてあっても、家は燃えていないのと同じです。

    音が鳴ったり、振動したり、カウントダウンが表示されたりしても同じです。すべて「ページの演出」であって、スマホの中では何も起きていません。

    目的は、あなたを慌てさせること

    この手の偽警告の狙いは、主に3つです。

    1. 電話をかけさせる — 画面の番号に電話すると「サポート料金」などの名目でお金を取られる
    2. アプリを入れさせる — 「駆除アプリ」と称して、余計なアプリや有害なアプリを入れさせる
    3. 個人情報を入力させる — 偽の画面で名前やカード番号を打たせる

    共通するのは「不安にさせて、急がせる」こと。これは詐欺の基本の型です。逆に言えば、慌てなければ何も起こりません。

    対処法: 閉じる。以上です

    1. 画面の中のボタンは、どこも押さない(「OK」「今すぐスキャン」「閉じる」と書かれたボタンも押さない。すべて罠の可能性があります)
    2. ブラウザ(インターネットを見るアプリ)ごと閉じる
      • iPhone: 画面下から上に指をすべらせてアプリ一覧を出し、ブラウザを上に払って閉じる
      • Android: 画面下の「□」ボタン(または同様の操作)でアプリ一覧を出し、ブラウザを払って閉じる
    3. 閉じられない場合は、スマホの電源を入れ直す(再起動)

    これで終わりです。何も壊れていませんし、何も盗まれていません。

    やってはいけないこと

    • ❌ 表示された電話番号にかける(本物のAppleやGoogleが画面に電話番号を出して「今すぐかけて」と言うことは、絶対にありません)
    • ❌ 表示に従ってアプリを入れる
    • ❌ 名前・カード番号・パスワードを入力する

    もし押してしまっていたら

    • ボタンを押しただけ・ページを見ただけ → まず大丈夫です。何も入力していなければ、被害は発生していないことがほとんどです
    • アプリを入れてしまった → そのアプリを削除してください。不安なら携帯電話会社の店舗で相談を
    • 電話をかけて、お金や情報を伝えてしまった → カード会社(カード裏面の番号)と、消費者ホットライン 188 にすぐ電話してください。恥ずかしいことではありません。相談員は毎日この相談を受けているプロです

    再発を減らすコツ

    偽警告は、広告の多いサイトや、検索結果の怪しいページから出ることが多いものです。ブラウザやスマホ本体の更新(アップデート)をためないことも、こうした画面に出会う機会を減らします。

    まとめ

    • 画面の「ウイルス感染」警告は、ただの脅し画像。スマホの中では何も起きていない
    • 対処は「何も押さずに、ブラウザごと閉じる」だけ。閉じられなければ再起動
    • 電話をかけない・アプリを入れない・何も入力しない
    • 困ったら 188(消費者ホットライン)へ

    「慌てさせて、急がせるものは、ぜんぶ疑う」——これだけ覚えておけば、大半の詐欺はあなたに手が出せません。


    あわせて読みたい: 偽警告のほかにも、ニセの不在通知SMS、「アカウント停止」メール、LINEの乗っ取り——スマホの詐欺には決まった「型」があります。拙著『60歳からのスマホ詐欺対策』(Kindle)では、5つの型の見分け方から、万一のときの応急処置、家族で決めておく合言葉まで、1冊で身を守る知識をまとめています。

  • 「容量がいっぱいです」と出たら最初にやること3つ — 写真を消す前に読んでください

    写真を撮ろうとした瞬間、「ストレージの空き容量がありません」「容量がいっぱいです」。この表示、本当に困りますよね。

    でも、慌てて写真を消し始める前に、ちょっと待ってください。大切な思い出を消さなくても、空き容量は作れます。 この記事では、安全な順番で「最初にやること3つ」をご案内します。

    そもそも「容量がいっぱい」とは?

    スマホの中には、写真・アプリ・動画などをしまっておく「収納庫」(ストレージと呼びます)があります。「容量がいっぱい」は、この収納庫が満杯という意味です。

    押し入れと同じで、対処法は2つしかありません。①いらないものを捨てる ②別の場所に移す。ポイントは、「捨てる」のは思い出の写真ではなく、もっと痛くないものから順に捨てることです。

    その1 「ゴミ箱」を空にする(5分・効果大)

    実は、削除したはずの写真はすぐには消えていません。「最近削除した項目」や「ゴミ箱」という場所に30日ほど保管されていて、その間も容量を使い続けています。

    iPhoneの場合

    1. 「写真」アプリを開く
    2. 下の「アルバム」→ いちばん下の「最近削除した項目」を開く
    3. 「すべて削除」を押す

    Androidの場合

    1. 「フォト」または「ギャラリー」アプリを開く
    2. メニューから「ゴミ箱」を開く
    3. 「空にする」を押す

    過去に写真を整理したことのある方ほど、ここに大量にたまっています。これだけで数GB(ギガバイト)空くことも珍しくありません。

    その2 動画とスクリーンショットを見直す(10分・効果大)

    容量泥棒の正体は、たいてい写真ではなく動画です。動画1本は写真数百枚分の容量を使うこともあります。

    1. 写真アプリの「アルバム」から「ビデオ(動画)」の一覧を開く
    2. ブレていたり、間違って撮れていたりする動画を削除
    3. 同じく「スクリーンショット」の一覧を開き、用済みのもの(昔のメモ代わりの画面写しなど)を削除

    「思い出の動画は消したくない」という方は、消さなくて大丈夫。次の「その3」で移す方法があります。

    その3 使っていないアプリを削除する(5分)

    ゲームや、一度使ったきりのアプリは、思った以上に容量を使っています。

    • iPhone: 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」を開くと、容量を使っている順にアプリが並びます。上位の使っていないものを削除
    • Android: 「設定」→「ストレージ」→「アプリ」で同様に確認できます

    アプリを消しても、LINEの友だちやアカウント情報は基本的に消えません(再インストールすれば戻ります)。ただしLINE本体は消さないでください。トーク履歴が消えることがあります。

    それでも足りないとき: 写真を「別の場所」に移す

    3つやっても足りない場合は、写真をスマホの外(インターネット上の保管庫=クラウド)に移すのが本格的な解決策です。GoogleフォトやiCloud写真といったサービスに写真を預けると、スマホ本体の容量を空けられます。

    この方法は手順を間違えると写真を失う心配があるため、正しい順番が大事です。詳しくは長くなるので、別の記事とあわせて、じっくり取り組んでみてください。

    まとめ

    1. ゴミ箱(最近削除した項目)を空にする — 一番安全で効果大
    2. 動画とスクリーンショットから整理 — 写真より先に
    3. 使っていないアプリを削除 — LINEは残す

    思い出の写真を消すのは、いつでも「最後の手段」。その前にできることが、これだけあります。


    あわせて読みたい: 写真の整理とバックアップを基礎から身につけたい方には、拙著『60歳からのスマホ写真整理術 — 「容量がいっぱいです」に、もう悩まない』(Kindle)がおすすめです。消してはいけないもの、安全な残し方から、週15分の「ためない習慣」まで、この記事の続きを1冊で丁寧に解説しています。

  • LINEで写真を送る方法 — 初めてでも5分でできる、手順どおりの完全ガイド

    「孫の写真を送って、と言われたけれど、やり方が分からない」
    「間違えて変な写真を送ってしまいそうで、怖くて押せない」

    大丈夫です。LINEで写真を送る操作は、たった4回画面を押すだけ。しかも、送る直前に「本当にこの写真でいいか」を確認できる仕組みになっているので、うっかり事故も防げます。この記事では、送り方から取り消し方まで、順番にご案内します。

    写真を送る基本の4ステップ

    1. LINEを開いて、送りたい相手とのトーク画面(やりとりの画面)を開きます
    2. 文字を入力する欄の左側にある「写真のマーク」(山と太陽のような絵)を押します
    3. スマホの中の写真が一覧で出てきます。送りたい写真を押して、丸に印(チェック)を付けます
      • このとき複数の写真に印を付ければ、まとめて送れます
    4. 右下の「送信」(紙飛行機のマークの場合もあります)を押します

    これで完了です。トーク画面に写真が表示されれば、無事に送れています。

    印を付ける前に、写真を大きく確認したいとき

    一覧の写真は小さくて見分けにくいことがあります。写真を長押し(1秒ほど押し続ける)するか、機種によっては写真の隅の拡大マークを押すと、大きく表示して確認できます。「この写真で間違いない」と確かめてから印を付けると安心です。

    その場で撮って送りたいとき

    いま目の前にあるものを撮って送る場合は、もっと簡単です。

    1. トーク画面で、文字入力欄の左にある「カメラのマーク」を押します
    2. カメラが起動するので、丸いボタンで撮影します
    3. 撮れた写真が表示されたら、「送信」を押します

    気に入らなければ「×」や「再撮影」で撮り直せます。送信を押すまでは相手に届きませんので、何度でも撮り直して大丈夫です。

    間違えて送ってしまったときの取り消し方

    LINEには「送信取消」という機能があり、送ってから24時間以内なら、相手の画面からも写真を消せます。

    1. 送ってしまった写真を長押しします
    2. 出てきたメニューから「送信取消」を押します
    3. 「送信を取り消しますか?」と聞かれるので「取消」を押します

    これで相手の画面からも消えます(「メッセージの送信を取り消しました」という一行だけが残ります)。

    注意: 似た項目に「削除」がありますが、こちらは自分の画面から消えるだけで、相手の画面には残ります。間違えて送ったときは、必ず「送信取消」を選んでください。

    送った写真が「粗い」と言われたら

    LINEは通信量を節約するため、写真を少し縮小して送る設定になっていることがあります。きれいなまま送りたいときは、写真を選ぶ画面で「オリジナル」(または「高画質」)という選択肢に印を付けてから送信してください。

    よくある心配ごとQ&A

    Q. 写真を送ると、お金はかかりますか?
    LINEでのやりとり自体は無料です。ただし通信量(ギガ)は使うので、たくさん送るときは自宅のWi-Fiにつながっている状態がおすすめです。

    Q. 一度にたくさん送ってもいい?
    一度に何十枚も送ると、相手も見るのが大変です。とっておきの数枚を選んで送るほうが喜ばれます。旅行の写真をぜんぶ共有したいときは「アルバム」機能(別記事でご紹介します)が向いています。

    Q. 送った写真は、相手にずっと残る?
    相手が保存すれば残ります。また、LINE上の写真には保存期間があり、期間を過ぎると開けなくなることがあります。大事な写真は、送るだけでなくお互いに保存しておくと安心です。

    まとめ

    • 基本は「写真マーク → 選ぶ → 送信」の4ステップ
    • 送信を押すまで相手には届かない。慌てなくて大丈夫
    • 間違えたら24時間以内に長押し →「送信取消」(「削除」ではないほうです)
    • きれいに送りたいときは「オリジナル」に印を

    一度できれば、二度目からは何も見ずにできるようになります。まずは身近な家族相手に、練習のつもりで1枚送ってみてください。


    あわせて読みたい: スマホの中に写真がたまりすぎて「容量がいっぱいです」と出てお困りの方には、拙著『60歳からのスマホ写真整理術』(Kindle)がおすすめです。大切な写真を消さずに整理する方法を、パソコンなし・スマホだけで、いちばんやさしく解説しています。

  • スマホの文字を大きくする方法(iPhone・Android別)— 老眼でも読みやすい設定に

    「スマホの字が小さくて、読むのに苦労する」
    「メガネを掛けたり外したり、いちいち面倒……」

    そんなお悩み、実はスマホの設定を2〜3回さわるだけで解決できます。この記事では、iPhoneとAndroid、それぞれの手順を一つずつ、ゆっくりご案内します。所要時間は3分ほどです。

    まず知っておきたいこと: 文字の大きさは「あなたに合わせて変えていい」

    スマホの文字の大きさは、買ったときのままにしておく必要はまったくありません。メーカーも「使う人が自分に合わせて変える」前提で作っています。大きくしたからといって、壊れたり、動きが遅くなったりすることもありません。安心して調整しましょう。

    iPhoneの場合(3分)

    1. ホーム画面から「設定」を開きます(灰色の歯車のマークです)
    2. 下のほうにある「画面表示と明るさ」を押します
    3. テキストサイズを変更」を押します
    4. 画面の下に「ものさし」のような目盛りが出ます。丸い印を右にずらすと、文字がその場で大きくなります
    5. ちょうどよい大きさになったら、そのまま画面を閉じてください(保存ボタンはありません。ずらした時点で反映されています)

    もっと大きくしたい場合

    上の手順で足りないときは、さらに大きくできます。

    1. 「設定」→「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ
    2. さらに大きな文字」を押して、スイッチをオン(緑色)にする
    3. 目盛りを右にずらす

    文字を「太く」すると、さらに読みやすくなります

    同じ「画面表示とテキストサイズ」の中に「文字を太くする」というスイッチがあります。これをオンにすると、細い文字がくっきりします。大きさと太さ、両方調整するのがおすすめです。

    Androidの場合(3分)

    Androidは機種によって画面の文言が少し違いますが、流れは同じです。

    1. 設定」を開きます(歯車のマーク)
    2. ディスプレイ」(または「画面設定」)を押します
    3. 表示サイズとテキスト」(または「フォントサイズ」「文字サイズ」)を押します
    4. 目盛りの丸い印を右にずらすと文字が大きくなります

    見つからないときの裏ワザ

    設定の中で迷子になったら、設定画面のいちばん上にある検索窓(虫めがねのマーク)に「文字」または「フォント」と入力してみてください。該当する設定項目が一覧で出てきます。

    「画面全体」を大きくする方法もあります

    文字だけでなく、ボタンやアイコンも含めて画面全体をひとまわり大きくすることもできます。

    • iPhone: 設定 →「画面表示と明るさ」→「画面表示」または「拡大表示」→「拡大」を選ぶ
    • Android: 設定 →「ディスプレイ」→「表示サイズ」を大きい方へ

    文字サイズと組み合わせると、かなり見やすくなります。

    一時的に拡大したいときは「ピンチアウト」

    写真やホームページの細かい部分を見たいときは、2本の指で画面を押さえて、指の間を広げる動作(ピンチアウトと呼びます)で、その場だけ拡大できます。元に戻すときは指の間を狭めます。設定を変えるほどではないけれど今だけ大きく見たい、というときに便利です。

    まとめ

    • 文字の大きさは「設定」から3分で変えられる。遠慮なく自分に合わせてよい
    • iPhoneは「画面表示と明るさ」、Androidは「ディスプレイ」から
    • 「文字を太くする」「画面全体の拡大」も組み合わせると、さらに快適
    • 迷ったら設定画面の検索窓に「文字」と入力

    設定を変えても誰にも迷惑はかかりません。今日、自分の目にいちばん優しいスマホにしてしまいましょう。


    あわせて読みたい: スマホの「困った」を、家族に何度も聞かずに自分で解決できるようになりたい方には、拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle)がおすすめです。「スマホの字が小さい。大きくする方法を教えて」と話しかけるだけで、AIがあなたの機種に合わせて教えてくれる——そんな新しい解決方法を、いちばんやさしく解説しています。