テレビや新聞で毎日のように見かける「ChatGPT(チャットジーピーティー)」という言葉。「AIらしい」ことは分かるけれど、結局それが何で、自分に関係があるのか——3分で分かるように説明します。
ひとことで言うと
ChatGPTは、文章で質問すると、文章で答えてくれる相談相手です。スマホに入れて使う無料のサービス(アプリ)で、アメリカのOpenAI(オープンエーアイ)という会社が作っています。
たとえば、こんなことを聞けます。
「冷蔵庫に豚肉と白菜があります。夕食のおかずを教えて」
「孫の入学祝いに添える手紙の文面を考えて」
「スマホの文字を大きくする方法を、ゆっくり教えて」
すると、数秒であなたの事情に合わせた答えが文章で返ってきます。
検索と何が違うの?
インターネット検索は「探す道具」です。「白菜 レシピ」と調べると、料理サイトがずらりと並び、そこから自分で選んで読む必要があります。
ChatGPTは「相談する相手」です。「歯が丈夫でないので柔らかい料理がいい」「塩分控えめで」と事情を伝えれば、あなた用の答えを作ってくれます。答えに注文を付けると(「もっと簡単に」「別の案を」)、何度でも作り直してくれます。
この「事情をくんでくれる」「何度聞いても嫌な顔をしない」が、検索との一番の違いです。
よくある3つの心配に、先に答えます
Q1. 難しくないの?
LINEが使えれば使えます。画面はLINEとほぼ同じで、下の欄に文字を打って送るだけ。文字を打つのが苦手なら、マイクのマークを押して話しかけるだけでも使えます。
Q2. お金はかかるの?
基本は無料です。有料プランもありますが、日常の相談には無料版で十分です。
Q3. 危なくないの?
道具として安全です。ただし2つだけ約束があります。①住所・口座番号などの個人情報は入力しない ②健康やお金の「大事な決断」は、AIではなく専門家と相談する。AIはときどき、もっともらしい間違いを言うからです。この2つを守れば、怖いものではありません。
60代からこそ、向いている理由
意外に思われるかもしれませんが、ChatGPTは人生経験が豊かな人ほど上手に使えます。理由は、「何を聞くか」の引き出しが多いから。料理、庭仕事、手紙の作法、旅の計画——聞きたいことがたくさんある人ほど、この道具は役に立ちます。
「家族に同じことを何度も聞くのは気が引ける」という方にも向いています。ChatGPTは百回同じことを聞いても、嫌な顔をしません。
始めてみたくなったら
始め方は3ステップです。
- App Store(iPhone)またはPlayストア(Android)で「ChatGPT」を検索
- 開発元が「OpenAI」であることを確認して入手(そっくりの偽アプリがあるため、ここだけ注意)
- メールアドレスで登録して、挨拶から話しかけてみる
最初のひとことは、これがおすすめです。
「こんにちは。今日からChatGPTを始めた60代です。私にもできそうな使い方を5つ、やさしい言葉で教えて」
まとめ
- ChatGPTは「文章で答えてくれる、気の長い相談相手」
- 検索は探す道具、ChatGPTは相談する相手
- LINEが使えれば使える。無料。話しかけるだけでもOK
- 個人情報を入れない・大事な決断は専門家と。この2つだけ守る
もっと詳しく: 導入のつまずきやすい所から、暮らしで役立つ12の場面、安全に使う5つの約束まで、この記事の内容を1冊で丁寧に解説したのが拙著『60歳からのChatGPT超入門』(Kindle・500円/Kindle Unlimited読み放題対象)です。スマホの画面を想像しながら読めるよう、手順を一つずつ書いています。
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